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スウェーデンの福祉機器
車いすに関する国際規格専門委員会および作業部会の日本代表として、昨年11月スウェーデンを訪れる機会を得た。会議は6日間にわたり、ストックホルム市内のホテルで開催されたが、その会議の報告ならびに印象と、スウェーデンの福祉機器研究の中心的な活動をしているスウェーデン障害研究所、市内に5か所あるというテク…
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自転車競技者の指導訓練用機器の機能拡張研究(第3報)
日本競輪学校の生徒に対する指導訓練機器の近代化につづいて拡張・改善事業を当技研が推進してきた。平成元年度は台上走行試験装置に対して、新パダルセンサの開発製作、体力測定結果評価グラフの作成、ペダル・ハンドル荷重の運動解析作画での改良等を行い、同装置の機能拡張に努めた。また、台上走行試験装置のコンピュー…
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CFRP製自転車部品の成形試作(2)
自転車部品の軽量化、付加価値の向上を目的に、昭和60年度以来、関西自転車工業協同組合に技研大阪支所が参画し、CFRP製自転車部品としてフレームパイプ、各ラッグ、前ホーク、ハンドルなどの成形を試み、ほぼ初期の目的を達成した。本年度は、ディスクホイールについて、より軽量化を図るため、中空のディスクホイー…
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ハンドルステムの強度試験
JISD9102「一般用自転車の安全性」の規格がISO規格との整合性を考慮して制定されたがその頃日本製ハンドルステムのうちに規格値を満たさないものが多くあることが分かった。どこに問題点があるのか急ぎ検討するため、(社)日本自転車工業会内にハンドル分科会を設置して調査検討を行った。その結果、わが国の取…
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ファインセラミックスの研削加工特性
ファインセラミックスは極めて硬質である反面、靭性に欠けるため、加工条件の選択いかんによっては、研削抵抗の低減や砥石摩耗の抑制が可能と思われる。そこでカップ形砥石の最適研削加工条件を求めるために、研削抵抗や表面粗さを中心にその影響について検討した。…
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1990年世界選手権自転車競技大会
1990年アジアで初めて世界選手権自転車競技大会が前橋で行なわれた。この大会にオフィシャルテクニカルサポート活動として、島野工業(株)が中心となり、新家工業(株)、マエダ工業(株)、NJS会の協力を得て活動した。10トン車1台分の機材と最大20数名のメカニックを配置した活動は、世界最大の自転車部品供…
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天然繊維素材による自転車への適用研究(第1報)
近年、炭素繊維をはじめとして化学繊維が複合強化材料として用途開発が進んでいるが、自然界に数多く存在し歴史的にも伝統のある天然繊維を主体とした複合化および複合軽構造材料の開発等の報告は見あたらない。 そこで、本研究では、和紙の原料である天然楮(こうぞ)繊維に着目し、主としてエポキシ樹脂との複合化の可…
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(1992年)新年のご挨拶
昨年の我が国経済は、緩やかに減速しながら、総じて底堅い動きを示した。自転車業界では明るいニュースとして、マウンテンバイク車の激増がある(生産数量70万台超)。当協会としては、平成4年度は引き続き国内需要の拡大策に重点を置き、特に消費者に対するPR活動を積極的に展開し、潜在需要の喚起を図りたい。また、…
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(1991年)新年のご挨拶
1991年の新しい年を迎え、謹んでお慶び申し上げます。昨年来、中東情勢に伴う原油価格の上昇や労動力需給の逼迫、物流コストの上昇、更に高金利による資金調達の厳しさなどによる影響が業況に徐々に広がることが懸念されている。自転車業界では、国内需要は前年を微かに上回ると推測され、輸出は対前年比約一割増、輸入…
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(1991年)新年を迎えて
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 昨年は自転車業界がATB/MTBのブームに湧いた一年でもあった。その活況を呈している反面、異業種企業からの参入も話題を賑わし、今後その競争は激化していくものと予想される。技術研究所は、平成元年度にスタートさせた研究課題に、研究グループ制で対応し、その…
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工場排水の微生物処理
排水の生物学的処理には2通りあり、1は好気性生物による。廃水へ十分な酸素を供給して、有機物を分解する。2は嫌気性生物を利用して、有機物を分解してメタン、CO2 、H2 S、NH3 、H2 Oにする方法である。製糖工場のアルコール発酵の蒸留廃液(Slop waste)はCOD50,000~70,000…
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交番電流電解法による化学発色ステンレスについて
ステンレスといえば白く冷たく輝く金属と思われる人が多いと思うが、川崎製鉄(株)では近畿薬品工業(株)と共同で塗料を使わず色をつける技術-交番電流電解法-を開発し、製品化している。この方法で化学発色したステンレスを「ルミナカラー」と呼んでいる。そこで「ルミナカラー」を従来からあるインコ法との比較で紹介…
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CFRP製自転車部品の成形(4)
昭和62年度に内圧式CFRPパイプの強度について、クロモリ鋼およびアルミ合金のパイプと比較実験したが、その結果は、内圧式CFRPパイプはクロモリ鋼に比べ曲げ剛性は大きく、ねじり剛性はほぼ同等であったが、曲げ弾性率はアルミ合金パイプより低い。従って、CFRPパイプの成形に際し、内圧を高めるか、高弾性率…
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台北国際サイクルショーとジャイアント訪問
(財)自転車産業振興協会国際交流促進事業の一環として、1990年4月に開催された中華民国(台湾)台北市の国際サイクルショーと台中縣の巨大機械工業股分有限公司を訪問する機会が得られたので、その概要を報告する。世界最大のバイヤーズショーといわれる第7回台北インターナショナル・スポーディンググッズ&サイク…
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合金めっき自転車の耐食性(2)
昭和59年度および61年度に、装飾用合金めっきの耐食性について試験片および自転車部品を用い、塩水噴霧試験や屋外暴露試験などで検討した結果、従来のニッケル-クロムめっきとそんしょくのない耐久性を持つことがわかった。そこで、昭和63年度は合金めっきを施した自転車部品を組み立てて完成車とし、平成元年度にわ…
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天然繊維素材による自転車への適用研究
近年、軽量構造を主体とした繊維強化複合材料として、炭素繊維強化複合材料(CFRP)は各方面で注目されている。しかし炭素繊維と樹脂の密着および衝撃強度等の問題があり、さまざまな検討がなされている。一方、天然繊維を主体とした複合軽構造材料の報告は見あたらない。そこで、本研究では、和紙の原料である天然楮(…
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CFRP製自転車部品の成形(3)
前年度に引続き、関西自転車工業協同組合「軽量自転車部品の共同生産体制の確立」事業の一環として、CFRP製ディスクホィールの成形について、より軽量化とリム部との一体成形によって作業工程の簡略化を試みたので、その概要を報告するディスクホィールを試作するにあたっての基本的な考えは、リム部の縦ぶれ精度向上と…
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自転車の振動および動歪解析へのCAEの適用
製品開発の過程で強度を予測できるCAEへの期待が時を追って高まり、より実用的な支援技術としての要求が高まっている。 そして重要なのは、いかにしてその製品に適当な技術をCAE的に統合して、有効な手法として体系付けるかということである。 …
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SRIM成形法によるCFRP積層板の特性
SRTM成形法(Structural Resin Transfer Molding)によるモノコック構造自転車フレームの試作研究の基礎実験として、SRIM成形法(Structural Reactioninjection Molding)によるCFRP積層板の成形実験を行った。また、特性を評価し試作の…
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身体障害者用スポーツ機器に関する調査研究
スポーツは、健康維持のため、さらに人生をより豊かに生きるためにもすべての人々に保障されるべきであり、とりわけ体に障害を持った人達にとっては、その重要性は大である。そこで、身体障害者スポーツで用いられる機器の開発、改良も重要な課題となる。本研究は、多くの障害者スポーツの中でも、近年人気が高まってきてい…
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高齢者用自転車の試作
前年度までに、高齢者を対象とした自転車に関して、種々の基礎的な調査をもとに、二輪車タイプ(車いすに変更できる)および三輪車タイプの自転車を開発したが、今年度は、さらに近未来の新しい高齢者用自転車の提案を図るため、これまでとは少し発想を変えて開発を進めたので報告する。高齢者の位置づけを検討し、自転車の…
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新製品紹介「ジップエリミネーター3000(ZIPPELIMINATOR)」
アメリカ、インディアナのコンポジテック社から発売されているジップエリミネーター3000の前後輪を入手したので、簡単に報告する。 重量は、QRシャフト抜きで前輪950g、後輪1050g、入手した前車輪の振れは、横方向0.75mm、縦方向0.78mmと、従来のディスクホィールに比べ…
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自転車部品のトラブル事例の収集と対策(8)
NO.13フレームの破損事例、競技用自転車フレームの、ヘッドラグ周辺部にクラックが生じた事例である。破壊がろう付部を取り巻くように起っていることから、破壊部の硬度を測定したところ、素材の硬さHv270からろう付時の熱影響によりHv170に低下していた。NO.14バルブの破損事例、競技用自転車において…
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NL:RAI展視察とオランダ市場動向について
去る2月23~25日隔年開催のRAI(NL車両工業会)展は従来と異なり原付二輪車をほぼ完全に切離し、自転車オンリーに近い展示会であった。しかし、さすが自転車王国を自負するだけ連日大変な数の参観者が訪れた。本報告はRAIの見聞記である。統計的にはオランダは1世帯当り平均2台以上、全国ベースで約1400…
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マラソン用車いすの基本性能
スポーツは、健康維持のため、さらに、人生をより豊かに生きるためにもすべての人々に保障されるべきである。とりわけ障害を持つ人たちにとっては、特にその重要性は大だといえる。道具の改良によってスポーツが発展していく可能性は大きいと考えられ、身体障害者スポーツで用いられる機器の開発、改良も重要な課題となる。…
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高齢者用自転車の試作
前年度までに高齢者を対象とした自転車に関して、種々の基礎的調査をもとに、2輪車および3輪車タイプの自転車を試作したが、今年度は、さらに近未来の新しい高齢者用自転車の提案を図るため、視点を変えた発想により開発を進めたので、その概要を紹介する。設計、試作した男性用車はMTBスタイルを採用し、高齢者でも積…
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構造接着剤の耐久性
例えば接着剤で自転車を接合して製作した場合、その接合部位はどのくらいの力に耐え、使用環境下にさらされてどの程度疲労していくのだろうかという不安が浮かんでくる。すなわち「接着剤で接合して大丈夫か」となる。これについては、実際に実部材を使用し実際の使用環境下で評価すれば正しい結果を得るであろうが、そのた…
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SRTM成形法によるモノコック構造フレームの試作
RTM成形は最近、成形システムの向上にともなって中量生産に適する成形法として再評価されている。さらにACM基材の利用とともに構造用として高機能を付加したSRTM成形という成形も現われている。一方、モノコックフレームといわれる、丸パイプ構造でなく外観上継ぎ目のない構造のフレームへの開発が進められている…
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自転車部品への装飾用合金めっきの応用(3)
昭和59年度および61年度において、装飾用合金めっきの自転車への応用を図るため、耐食性について試験片および自転車部品単体を用い、塩水噴霧試験、CASS試験および屋外暴露試験により検討した。その結果、装飾用合金めっきは、従来のニッケル-クロムめっきとそんしょくのない耐食性を示すことがわかった。 …
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国産車いすの性能調査
諸外国から輸入される車いすと、国産車いすを比較するためには、国産車いすのスタンダードタイプにおける基礎的な性能データを得る必要がある。また、高齢化が進む中、車いすユーザも障害者ばかりでなく、主としてスタンダードタイプ利用の高齢者が増加し車いすの需要増が予想される。そこで、これら乗員の安全性を確保する…
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台湾の自転車工場を訪問して
国際交流促進事業の一環として、台湾の自転車業界の現状把握と交流を一層深め、今後我が国業界が国際的視野に立って相互理解と協調を図るため調査を行ったので、その調査報告書より一部を抜粋して紹介する。 美利達工業股分有限公司について業界要人との懇談や自転車工場を見学した内、特に台湾第2位の完全車の生産…
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国産車いすの性能調査
NIES等諸外国よりスタンダードタイプで低価格帯の車いすの輸入増が見込まれるようになった現在、国産車いすと、諸外国の物とを比較するために国産車いすの基礎的な性能調査を行う必要がある。そこで、今回国内の車いすメーカ16社16台について、外観調査、性能試験、強度試験を実施した。すなわち、昭和63年度事業…
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SRTM成形法によるモノコックフレームの試作(第2報)
RTM成形は最近、成形システムの向上にともなって中量生産に適する成形法として再評価されている。さらにACM基材の利用とともに構造用として高機能を付加したSRTM成形(Stractural ResinTransfer Molding)という成形もあらわれている。技研ニュースNO.112にて速報として、…
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設備紹介「波長分散型X線分析装置、日本電子(株)製、JSM-T330A形用(WDS)」
大阪支所に新設された波長分散型X線分析装置はX線検出器と4種類の分光結晶を備え、JSM-T330A走査電子顕微鏡に付設することにより、走査電子顕微鏡としての本来の機能を損なうことなく、細く集束した電子プローブを試料の表面に照射し、X線マイクロアナライザとして使用できる。そのとき発生した特性X線の波長…
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平成2年度技術研究所の事業計画
1.研究業務(1)自転車生産技術等調査研究、1)モノコックフレーム自転車の試作研究、2)コンピュータを利用した強度解析法の研究、3)基礎的予備研究、(2)異業種交流研究、1)身体障害者用スポーツ機器の開発研究、2)福祉機器等の品質性能評価機能の整備、3)技術情報ネットワークシステムの推進研究、2.受…
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ハンドルステムの強度試験(ISOへの提言)
ハンドルステムのISO規格制定での議論、ISOにおいては、ハンドルステムの静荷重試験として、斜め45°方向に荷重2000Nを加える規格をすでに制定した。日本のステムでは、アルミ製ステムは良かったが、鉄製、ステンレスクラッド製ステムでは多くのものが2000Nの荷重を加える前に変形してしまって、2000…
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競走車用車輪の腰くだけに関する考察
競輪などのレース中に発生するトラブルのうち、車輪に関係するものは、タイヤの外れおよびパンクが圧倒的に多いが、車輪の腰くだけという現象も低頻度ではあるが起こっており、レース中の事故防止と乗員の安全保護の上からも、その原因究明と対策が望まれている。しかし、その実態の解明はほとんど手がつけられていないのが…
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自転車部品のトラブル事例の収集と対策(7)
NO.11、ヘッドセット(下玉押し)の破損事例、 競輪用自転車フレームにおいて、下玉押しが破損した事例である。破損部のキレツは刻印部を貫通して破断に至っていた。ヘッドセットの締め付け力によるベアリング鋼球の点接触から生じた疲労破壊であると推定される。NO.12、フレーム破損事例、競輪用自転車が競技中…
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CFRP製自転車フレームの分析
自転車部品における複合材料の適応例は、自転車フレームパイプ、ディスクホイールを主とし、年々増加してきている。複合材料は、それらのもつ軽量・防錆性はもちろんのこと、マトリックス(樹脂)と強化材の組み合わせ自由度の高さから、自転車部品として要求される機械的特性に合わせた設計ができる。本報では、この複合材…
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中小企業におけるメカトロニクス考
メカトロニクス製品を手掛ける場合、グループリーダの役割が非常に重要になってくる。リーダの技術レベルと管理能力が製品開発の鍵を握っているといって過言ではない。機械屋は電気屋の、電気屋は機械屋の領域に一歩踏込んだ検討が必要となってくる。ここに、機械屋と電気屋の「メカトロニクス」という金属的なひびきとは違…
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リム-タイヤはく離事故原因究明(1)
競走用自転車においては、一般用自転車と異なりリムとタイヤの間を接着剤(ゴムのり)を用いて固定化し、走行できるように設計されている。ところが、このリムとタイヤ間において走行中はく離現象が起き、パンク事故がここ2-3年に各競技会において頻繁に発生するようになった。特に6月、7月、8月の3ヵ月間の発生率は…
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ファインセラミックスのクランク軸への応用
技研大阪支所では昭和63年度異業種交流研究事業の一環として大阪府下の地場産業である自転車部品、刃物などに軽量化、高付加価値化をもたせるための技術指導用データの積み重ねおよび成形型の提供などに役立つよう大阪府立産業技術総合研究所において2カ月間ファインセラミックスの鋳込成形とその特性および自転車部品と…
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競走車用車輪の緩みに関する考察
競輪などのレース中に発生するトラブルのうち、車輪関係ではタイヤのパンクおよび外れが圧倒的に多いが、車輪の緩み(俗に腰くだけまたは腰抜けという)という現象も起きている。これは車輪の組立て条件あるいは使用条件のほかに車輪構成部品の品質、強度のアンバランスなどが関係すると思われるが、その実態の解明はほとん…
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自転車競技者の指導訓練用機器の機能拡張研究(第2報)
日本競輪学校では、昭和57年度からの3カ年事業で、生徒の指導訓練用機器の近代化を実行し、その後は拡張・改善に対処してきたが、その事業の推進については当技術研究所が行ってきた。それらの内容、成果などについては、その都度当技術研究所の研究報告書で報告してきた。昭和63年度は、前年度に引き続いて、本事業で…
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自転車競技者の指導訓練用機器の機能拡張研究(第2報)
日本競輪学校では、昭和57年度からの3ヵ年事業で、生徒の指導訓練用機器の近代化を実行し、その後は拡張・改善に対処してきたが、その事業の推進については当技術研究所が行ってきた。それらの内容、成果などについては、その都度当技術研究所の研究報告書で報告してきた。昭和63年度は、前年度に引き続いて、本事業で…
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軽合金接着フレームの強度
近年、急増しているアルミ合金接着フレームの中で、昭和63年6月時点で市販していた国産車を対象にフレームの試験を行ったので、ここに報告する。最近特にハイブリッド車と呼ぶものも多いが、ここでは、オールアルミと呼ばれるもののみ対象とした。また外国車2台、国産1車種のみは3台、前三角CFのもの1台、合計8種…
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シェルモデルを使用した自転車フレームの構造解析
当技術研究所において、昨年度までにFACOMS-3300スーパーミニコンピュータシステム上の有限要素法による構造解析プログラムFEM-3を使用して、ダイヤモンド型自転車フレームと前ホーク単体の構造強度解析と、あわせて実施した実測応力値との比較検討を行って報告した。本年度は構造解析プログラムにプレ・ポ…
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CFRP製自転車部品の成形試作
本研究は、関西自転車工業協同組合が、昭和63年度に実施した「新素材成形加工技術の実用化に関する調査研究」事業において、(財)自転車産業振興協会技術研究所大阪支所がこれに参画し、軽量化、高付加価値化を目標に炭素繊維プリプレグ(PAN素)を用いた自転車部品として、ドロップ型ハンドルバー、ハンドルステム、…
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ファインセラミックスのクランク軸への応用
ファインセラミックスは、自転車部品には靭性値の低いことから、ほとんど使用されていない。自振協技術研究所大阪支所では、昭和63年度異業種交流研究事業の一環として、大阪府下の地場産業である自転車部品、及物などに軽量化、高付加価値化をもたせるための技術指導、体制への準備や成形型の製作提供に役立つように大阪…
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汎用研削盤によるファインセラミックスの研削加工
ファインセラミックスの構造用部材としての利用拡大の期待は大きいものがあるが、材料・成形・加工等の評価技術の確立が遅れ、その利用は特定部品に限られており、まだ一般的な材料として使用されるに至っていない。こうした状況下において、高価な専用機械の導入は一般の企業では、稼働率の低いことが予想されるので積極的…
研究内容
当技術研究所が、長年にわたって蓄積した技術的資料を公開・提供しています。
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