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ミニサイクルにおける積み荷走行の実験解析
ミニサイクルの使用が定着化し、特に婦人層の利用度が高いのであるが、バスケットの利用と幼児の同乗補助いすが広く普及し、昨今の交通事情の厳しい現況からみて安全な自転車の乗り方の面から、規制すべき問題点と考えられる状況にある。本研究は、自転車の安全性、操縦性の研究の一環として、このようないろいろな積み荷状…
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10段変速機の効率
自転車の多段変速機が普遍化し、長距離走行、坂道走行などが比較的容易になったといわれるが、実走行時における変速機の活用についての究明はほとんどなされていない。本研究は、現在市販されている10段変速機付き自転車で、平たんコンクリート路面を車速10、15、20、25㎞/hで走行した際の各ギヤ比での酸素消費…
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安定性の理論的研究(1)直進走行時の特性
二輪車と人間の制御特性との関係は複雑であるが、いくつかの論文があり、これらの研究は人間-自転車系を一つの制御系とみて、大きな外乱に対する応答から制御特性を論じたものである。このような応答特性が重要なことはもちろんであるが、定常直進走行時にも絶えず生起する小外乱に対処しながら走行しているのであるから、…
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自転車用バンドブレーキの鳴きに関する研究(その1)
自転車のバンドブレーキに起きる鳴き音は時に堪えがたい程のものである。この音の発生は自励振動現象であることは自明としても、その発生機構はまだ明白ではない。自転車ブレーキについての研究はきわめて少ない。そこで、一般市販のバンドブレーキを主な対象として鳴き音の発生機構を調べ、その対策を検討することとした。…
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車輪の強度について(第2報)
車輪仮組方法の調査研究の一環として、現状の車輪の強度について、その組み方の相違(組取り本数、あやどりし有無、スポーク初期張力の大小など)による強度の関係について、先に実験を行い、その結果を報告したが、今回は組み方の相違として、スポーク本数を取り上げ、その強度の関係および先の実験の続きである組み方の相…
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内外自転車部品の品質、性能(1)車輪関連部品;ハブ、スポーク、リム
昭和51年度より、自転車の部品の品質、性能の調査研究を行うことにし、まず車輪関連部品のハブ、スポーク、リムの3点を調査した。この一連の調査研究の目的は、内外の自転車部品の品質、性能を比較し、国内部品の水準を確認することはもちろんであるが、調査結果を集成してあげ、自転車の設計あるいはJISその他の試験…
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NCワイヤカット放電加工の加工特性と金型加工への適用実例
放電加工電極に細い金属線を用い、NC技術を応用して二次元輪郭加工を行うのがNCワイヤカット放電加工であるが、これは従来の放電型彫加工を改善させ、さらには直接プレス抜型の加工に適用できるという大きなメリットを有する。本研究は、NCワイヤカット放電加工のこうした適用分野における具体的な特徴や問題点につい…
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車輪半自動組立機の改良試作研究
組立作業の合理化、省力化を図る上で、車輪組立の省力化がまず考えられる。前年度、車輪半自動組立装置の試作を行った。装置は作業者がスポークのあやどりを行っている間に、複数のニップルを自動供給して仮組立を行い、さらにニップルの締付けを行って車輪を完成させようとするものである。本年度の研究はこの試作装置を実…
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フレーム自動狂い取り機の試作研究
自転車フレーム製造工程において、フレームの狂い取り工程は余分な作業であるが、欠くことのできない工程である。生産性向上のため素材の切断からロー付けまで各工程はかなり合理されているが、フレームの狂い取り工程に関してはいまだ熟練者の腕に頼っている。業界における労働事情からも、高年令者、女子作業員などで可能…
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簡易騒音防止装置の実用化学研究
工場騒音の近隣への影響、工場内部での従業員の難聴やその他悪影響など、労働衛生面の改善に着目し、本研究では音源対策として簡易型の防音装置を設計・試作し、装置の防音効果を測定するとともに、実際に稼働中のプレス機械に装置を設置し、防音効果の比較を行い、作業性、安全性などについてアンケート調査を行った。あわ…
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自転車の国際規格化の動向
ISOに自転車の規格化のための技術委員会TC149が設けられ、その中に二つの分科会(SC)が設けられて、SC1は自転車の安全基準を、SC2は構成部品の標準化をそれぞれ審議することに決定した。具体的な審議が開始されたのは1973年10月の第1回SC会議からで、日本はPメンバ(正式メンバ)として参加した…
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ヨーロッパのめっき排水処理の現状
昭和52年10月3日から20日間の日程でヨーロッパの自転車工場におけるめっき技術および排水処理技術の動向を調査する機会を得たので、その概要について報告する。 排水処理について、イギリスではもっぱら、酸化、還元、中和の化学方式が採用されており、イオン交換方式は…
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自転車直進走行時の特性について
技術研究所においては、走行中に大きな外乱を与えたときの応答について研究を進めてきているが、自転車は定常直進時にも絶えず生起する小外乱に対処しながら走行しているのであるから、直進走行時の制御特性や車体走行特性の研究も重要であろう。そこで定常不規則過程に対する統計的処理という新しい方法を用いて直進走行時…
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設備紹介「迅速自動炭素定量装置、国際電気(株)製、VK-1C型」
電量測定法を採用した鉄鋼炭素分析装置として、迅速自動炭素定量装置を技術研究所研究部に設置した。この装置は、大きく分けて高周波燃熱装置、セル部、計測部の三つの部分より構成されている。 主な仕様は次のとおりである。分析時間:90秒-180秒。直読式:炭素含有量がそのままカウンタ数字とし…
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設備紹介「成形研削盤、日興機械(株)製、NSG-520HD」
技研大坂支所に新設された成形研削盤は、自動プランジおよびトラバース研削装置を持つ精密平面研削盤に、砥石成形用ダイヤフォーム5/1型(倍率10倍)を装備し、さらにこれらの機能を十分活用できる各種のアタッチメントを付属した高精度研削盤である。また工作物の位置決めや切込深さの読取りを容易に精度よくするため…
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自転車のデザインに思う
これからは「本当に消費者が欲し、期待している自転車は何か」を深く掘下げ、少ない資源を有効に使い、新材料、より合理的新技術の開発、乗りやすさ、使いやすさの向上、特に幼児・児童など若い世代のための安全対策の徹底、これらに役立つ新しい機構、装置の開発に創意を発揮するとともに、生活を楽しむアイドルにふさわし…
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自転車部品に対するNi-Crめっきの耐食性について
最近のように腐食環境が厳しい条件のもとでは、めっき膜厚のうすい製品に対しては、耐食性について十分考慮しなければならない。 本研究では、通常のクロムめっきの前に高応力のニッケルめっきを施しクロムめっきをマイクロクラックにする、いわゆるポスト・ニッケルストライク法を膜厚のうす…
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車載用車いすの試作
車いすの使用者にとってより軽く、より丈夫に、しかも折りたたみがコンパクトになることはひとつの理想であり切実な願いでもある。特にこのことは自動車を利用する人達にとって強く望まれている点である。 当協会では50年度の計量車いすの試作に引続いて51年度は車載を目的としたコンパクト車の試作を行い各種…
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フレーム自動狂い取り機
先に自転車フレーム体の狂い取りの自動化を図るため予備試験を行ったが(技研ニュースNO.26で紹介)、この実験データを基に51年度事業で「フレーム自動狂い取り機」の試作を行ったのでその概要を紹介する。 矯正方法は矯正箇所ごとに正荷重、負荷重を交互に与え、変位量を徐々に減少させてひずみを取る方法である。…
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ミニサイクルにおける積み荷走行の実験解析
ミニサイクルに限らず一般の婦人車には、前かごが標準装備され、家庭の主婦を中心としてショッピング等に大いに利用されている。さらに幼児を乗せるための補助椅子をハンドル部と後荷台部に取付けて子供を前後に同乗させ、さらに買物品をバスケットいっぱいに積んで走行している光景を日常多く見受ける。こうした自転車走行…
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スポークの品質性能
品質性能調査結果の概要を、技研ニュースNO.37(ハブ)、NO.38(リム)に引続き、今回はスポークについて調査結果の一部を報告する。 試験項目としては、1.外観調査、2.強度試験(JIS引張試験、直線部引張試験、疲れ試験)、3.その他材料分析、かたさ試験などを行った。特殊なスポークを…
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プレスの騒音防止対策
騒音防止装置は30tのパワープレスの打抜き音を防止するために設計を行った。前面と側面の一部に作業用開口部(開口部が不要な場合には塩ビパネルを挿入できる)を有し、前面には機械の点検窓と製品取出し口と、後部に点検扉、そして天井に換気用吸音ダクトを装備した。地面との接地部は音のもれを防ぐため木枠のベースと…
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’77サイクル・ショーを見て
今年のサイクル・ショーは、4月22日-5月1日、第12回東京国際見本市(晴海)参加の形で開催された。サブデータ<自転車-その未知なる世界への招待>とあってディスプレイ全体に自転車の安全利用や効用、技術的知識のPR、手作りアイデア自転車やアンティックその他コレクションの収集展示、製品の試案コーナ設定な…
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ブレーキの鳴きについて
自転車において残された問題点の一つとしてバンドブレーキに起る鳴き音がある。急ブレーキ時の音や長降坂路における連続音は時に堪えがたいものである。そこで、摩擦係数測定装置とブレーキ鳴き実験装置により、その発生機構と対策を検討しようとしたもので、本研究は自転車の安全性・操縦性の研究の一環として明治大学工学…
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リムの品質性能調査
ハブの品質性能調査結果の概要を技研ニュースNO.37で報告したが、引続いて車輪関連部品の内からリムについて報告する。調査の対象としたリムは、アルミニウム合金製パイプリムで、このためリムの大きさは27インチとなったが、特に3種のアルミニウム合金製WO形式のリムも加え、国産2社5銘柄、外国6社14銘柄と…
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設備紹介「車輪軌跡検出実験装置」(特許申請中)
仮想道路である走行軌跡検出マットは、上下2枚のゴム板にサンドイッチされたテープスイッチをマトリックス状に配置し、このセンサにより前、後輪の通過軌跡が検出される。検出した信号は軌跡信号変換装置により、前輪、後輪別のデータとして区分しメモリされ、走行終了後自動的にデジタルプリンタおよび紙テープパンチャ(…
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昭和52年度技術研究所の事業計画
研究業務、1.特別研究、自転車の安全性・操縦性の研究、内外自転車等の品質性能調査研究、車いすの強度耐久性の調査研究、自転車専用加工機の実用化研究、簡易騒音防止装置の実用化研究、高耐食性ニッケルめっきの研究、流動浸せき法による粉体塗装の調査研究、2.調査研究、金型加工基準の作成、海外自転車技術調査、[…
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ハブの品質性能調査
昭和51年度の品質性能調査は視点を過去の完成車から各部品に変えて実施した初年度であり、ここでは対象とした車輪関連部品(ハブ、リム、スポーク)の中からハブについてその試験概要を速報する。 対象としたハブは国内2社、国外8社の計10社、10種のハブであり、すべて5段用QR付のもので、できる…
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ワイヤカット放電加工の金型加工への適用
ワイヤカット放電加工の金型加工への適用は高強度材、高硬度材、耐熱材、難削材などに対して高精度の加工ができるという性能を生かし、その適用範囲の拡張をめざすものである。また加工制御方式がNCであることから、複雑二次元形状のものの加工が経済的であると言うメリットを十分活用し、付加価値の高い金型加工技術の開…
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金型加工基準書(プレス抜き型編)の発刊について
技術研究所では、工業製品の品質、コストを左右する重要な基礎である金型の生産に寄与するため金型加工機準の作成を50年度より3か年計画で作業を進めてきたことは既報のとおりであるが、近々、第1編として「プレス抜き型編」を発刊するはこびとなったので、その概要を紹介する。内容は基礎編と実例編に分け、その目次、…
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前輪系の考慮
自転車の前輪系が走行に重要な役割を果たしていることは周知のとおりで、とくにその諸寸法の大きさが安定性、操縦性の良否を左右する一要因と考えられる。そこで前輪系諸寸法のうち、とくに車輪径とオフセットの大きさが安定性、操縦性に及ぼす影響について自転車ロボット(技研ニュースNO.26参照)により実走行試験と…
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32本スポーク車輪の強度について
現在の標準車輪のスポーク本数は前、後車輪とも36本であるが、スポーク本数を前輪32本とした場合の車輪の強度について、(社)日本自転車工業会より調査依頼を受けて検討したのでその概要を述べる。 供試部品はリム26×13/8(WO-3)、スポーク#14および#15の2種類、ハブ32穴前ハブでこれ…
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設備紹介「データ集録編集装置、型式DAAS-20Aその他、(株)共和電業」
本装置は、データの集録、編集、解析の3つの部分から構成される計測処理システムであり、自転車走行データのみでなく、一般のアナログ電圧による動的現象波形の解析などに広く利用できるものであり、本装置の新設によってデータ処理の迅速、高精度化が期待できる。おもな構成はつぎのとおりである。1.データ入力装置DA…
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環境計量証明事業所の施設整備なる
技研大坂支所では、環境計量証明事務所として水質、大気、産業廃棄物溶出試験など濃度に係る分析、測定業務や騒音に係る測定解析業務を行っているが、新しく、濃度関係について専用の計量分析室を新設した。 これによって、測定、分析関係の装置を一部屋にまとめ、前処理関係の機器と分けて設置したことにより、機器…
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特許解説「パイプ端末特殊整形機」
現在、自転車フレーム用バテット管は、引抜きまたは押出し方式により、多くの工程を経て製造されるためコストも高い。またパイプ先端部のR取りは切断あるいは切削加工によるが、仕上り状態はかならずしも良好でない。これらの欠点を改善するため冷間塑性加工方式により、シングルまたはダブルバテット加工はもとより、同時…
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新しい自転車へのアプローチ
古い歴史と伝統を持つ自転車について、更に新しいものに、と考え直すことはむつかしいことであり、今までも時代とともに部分的には変わってきている。具体的に新しい自転車とは、第一にテーマを定めることから始めなければならない。新しい自転車には、従来のものになかった性能とか個性が必要である。ユーザの要望を把握す…
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自転車走行時の消費エネルギと効率
自転車走行中の効率について、サイクリスト、一般成人らについては多くの研究があるが、子供や婦人についてはほとんどない。一方、ミニサイクルの開発により多くの車種が手軽に利用されるようになったが、これらについてもほとんど究明されていない。本研究は、車輪の径の呼び18、20の子供車、20、22、24のミニサ…
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CADシステムによる自転車の試作
自転車の多品種少量生産化に対応して、設計プロセスの能率化を図るため、電算機のもつ高度の情報処理能力を利用するCADシステム(CADBIC)をさきに開発したが、今回その改良試作を行った。システムに付随して考案した三角フレームは組合せのバラエティを著しく増大させたが、今回の研究もシステムによって設計可能…
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衝突時における人体および自転車の挙動(第4報)
この研究の目的は、最近競走の激化に伴い落車、接触を避けようとして、選手がフィールド内に突入する場合が多く、その際フィールド内の諸施設、例えば写真判定用鏡塔、審判塔、スタータ台などに激突して負傷するという事故が発生しているが、これらを撲滅するため、フィールド内に設置されている諸施設に対する有効な防護装…
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車輪組立方法の調査研究
車輪の組立ては自転車の生産工程のあい路の一つで、省力化、自動化の研究がなされ、当所でも数年来この研究に取組み、締上機については大いに成果を収めてきた。仮組方法の自動化は困難であるが、その基礎研究を続けてきた。昭和50年度もこうした仮組みの省力化という点をふまえて、現状の調査、組み立てやすい車輪の試作…
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簡易騒音防止装置の試作研究
企業現場における騒音による悪環境が問題となっている。騒音防止対策としては種々あるが、可能な限り騒音源を減少させることが最善である。当所ではこれらの点に着目し、騒音源の防音装置として防音囲いの研究を取り上げ、業界における騒音発生の状況を調査掌握し、種々の防音材料のしゃ音性能(透過損失)および工作物や材…
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めっきスラッジの分析
X線分析は、固体試料や粉末試料を化学薬品に溶解させることなく成分元素の分析が迅速に実施でき、さらに化学分析では不可能な試料中の化合物の同定ができる。これらの事情から、今回めっきスラッジのX線分析を試みた。当実験では3種類のクロムめっき単独スラッジと6種類の混合めっきスラッジについて、その固形分含有率…
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自転車の操縦性、安定性に関する研究
自転車の操縦性、安定性を客観的に評価することを目標に、ロボットによる操縦をもくろみ、これまでにロボットの試作、改善を重ね、若干の走行実験を行い、実験方法および評価方法を検討してきた。その結果については既報のとおりであるが、昭和50年度は主として自転車の前輪系の諸寸法と操縦性、安定性との関係をロボット…
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ロボット操縦による自転車の諸寸法と安定性の研究
自転車の操縦性、安定性などの評価は、人間のフィーリング試験に加えて、ロボットを使って科学的に試験し、定量的な評価ができることが望ましい。すでに自転車ロボットとして、ここ数年間試験的研究を行ってきた。本報告は電気-油圧式ロボットの紹介とロボット操縦による実走行試験から評価した、自転車の前輪系の諸寸法と…
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ギヤ比と酸素消費量
50年度はミニサイクルを中心とした自転車の実走行時の効率を明らかにするために、時速10km、15km、20kmで現在市販されている車輪径20、22、24の3種のミニサイクルと26の軽快車を使って走行時の酸素消費量を測定し検討した。その結果走行時の酸素消費量は時速10kmで約0.6l/min、15km…
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アメリカにおける自転車の生産について
昨年秋、海外における技術を調査するため、約3週間アメリカ、カナダを訪れたが、特にアメリカに於ける自転車工場の印象を述べてみたい。 アメリカもオイルショック以降不況に見舞われ、倒産、整理などによって、現在操業を続けている主な自転車メーカは別記のとおりである。 …
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組立てやすい自転車への試み(その2)
自転車の組立作業の自動化に関して、すでに二つの方法を報告した。そのうちの一つの方法についてさらに検討を進めたので以下に述べる。現状の組立における工程順序1.接合、2.塗装、3.組付に対し、1.塗装、2.組付、3.接合という順序、すなわち、フレーム体を各部分に分離した状態で塗装する。これらに部品を組付…
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特殊ハブの試作と自動仮組実験
車輪の自動組立てに関しては、半自動仮組機の開発が各方面で進められているが、全自動組立てとなると、技術的にもコスト的にも難問とされている。当所では49年度に組立てやすい車輪の研究として、組立省力化を目的とした特殊ハブを考え、試作実験を行ったが、50年度はこの特殊ハブを使用した車輪を実際に機械にて仮組み…
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直線スポーク車輪の試作と強度試験
車輪組立作業の省力化を目的として、直線スポーク車輪を試作した。直線スポークは現用の普通スポークの曲がりを無くした形状である。ハブつばに組付けるとき容易にはまり、さらに同じハブつばに組み付くスポークはすべて外側より組み付くので組立作業は非常に容易になる。ここでは、直線スポークを静力学により解析し、普通…
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車輪半自動組立機(その2)
技研ニュースNO.29で紹介した車輪半自動組立機について、その後の状況を報告する。 装置は36本スポーク車輪および28本スポーク車輪の組立てが可能なように設計してあるが、まず26用車輪について組立て実験を行った。この装置の最大の目的は、ニップルの自動ねじ込みである。したがって今回実施…
研究内容
当技術研究所が、長年にわたって蓄積した技術的資料を公開・提供しています。
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