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組立てやすい自転車への試み
自転車がほぼ現在の形態になってから100年たつのであるが、人手によって組立、調整、修理あるいは部品の取替えが容易にできるものという概念で造られてきた。そのためにねじ結合が広範に採用され、分解、組立、調整が便利にできているが、この点が逆に組立ての自動化を困難にしている大きな理由の一つである。 …
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自転車の諸寸法と操縦性について
自転車の操縦性の判定を勘に頼らず量的に評価しようとするのが実験の目的で、昭和46年度に引き続き、突変による人間-自転車系の応答を測定し、制御性の良否を調べた。その考え方は、一般制御系のアナリシスにおけるインパルス応答を想定し、通常走行過程において外乱が与えられたとすると、乗員によりなんらかの制御が行…
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フレームヘッド部自動組立装置について
自転車組立作業の自動化研究として、フレームヘッド部自動組立装置を試作したことは当ニュースNO.12に紹介し、また自振協技術研究所報告NO.4に報告したとおりである。試作した装置について試験を繰返し、問題点の検討を重ね、48年において予算と期間の許された範囲で同装置の改造、修正を行い実用化への検討を進…
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メタリック塗膜の機械的性質について
現在の自転車塗装では、最終仕上にパール塗装、フランボヤン塗装を主体にして行われている。一番大切なのは塗装本来の目的である金属素地の保護であり、外部からのあらゆる応力に対して、より強い耐久性を持つものでなければならない。フランボヤン塗装で行われる銀色塗膜は一般に素地との密着性が弱いといわれているが、塗…
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イオン交換樹脂によるめっき排水中のニッケル、亜鉛、銅の回収(2)
前年度において、イオン交換塔による銅、亜鉛のシアン化浴希釈液の吸着実験を試みたが、重金属錯イオンとシアンの樹脂に対する吸着や溶離の問題、さらに樹脂の再生時に多量の再生剤を使用するため、これらの溶離液から直接めっき浴へ還元する回収は技術的に困難であった。したがって本年度では、めっき浴希釈液を濃縮して直…
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イオン交換樹脂によるめっき排水中のクロム酸の回収(2)
前年度においては、各種陰イオン交換樹脂のクロム酸吸着量などについて検討を行った。昭和48年度は、陰イオン交換カラムによるクロム酸処理液のPHおよび電導度の測定、陽イオン交換カラムによる再生液中のナトリウムの除去量および樹脂の再生について、同流方式と向流方式との比較実験を行った。…
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自転車ロボットの試作
自転車の操縦性、安定性などの評価は、人間に代って、ハンドル操作と体重移動操作の二つの制御能力をもったロボットに自転車を操縦させることができれば、その評価を量的に下すことが可能であるとの観点から自転車ロボットの開発を昭和46年度から進めてきた。これまでに、原則1、2形および改良1形の設計、試作を行い、…
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自転車の諸寸法と操縦性
近年、小径車が特に増加しつつあるが、これらの操縦性および安定性などを追求し、設計基準を確立するため昭和46年度より研究に着手したが、この研究はその一環であり、車体部材の基本寸法と制御性について追求し、良いポイントを見付けることがその目的である。今回は突変性を増して、人間-自転車系の応答を測定し、制御…
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衝突時における人体および自転車の挙動(第3報)
自転車の安全性および操縦性の研究の一環として、昭和46年度より、高さを変えたとつ障害物に対する衝突実験を、子供、成人ダミーについてそれぞれ行ってきたが、48年度には、成人ダミーを使用しておう障害つまりみぞ障害に対する衝突実験を行ったので、報告する。これら一連の実験は、自転車走行中に障害物に遭遇した場…
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CADによる自転車設計システムの調査研究
最近、電算機を利用した設計システム(CAD)の研究が各分野で行われており、自転車についても、将来電算機の一層の普及とともに技術計算のほかこの設計システムの採用が考えられる。本研究は、先導的な意味からそれらの一部について開発を進めてきた工業技術院・製品科学研究所の設計システムについて調査研究するととも…
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レーサフレームに生ずる実走行時の実働応力および走行寿命の推定
この研究は、(財)日本自転車普及協会の依頼によって行ったものである。その内容はレーサフレームの耐用命数の究明ということである。そこで、究明の一方法として、まず実走行中にフレームにどのような応力が発生するかを測定し、あわせてフレームを構成しているCr-Mo鋼管の疲れ強さを求め、その両者を対比させて、疲…
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テンションスポーク車輪の強度
この報告は、(社)日本自転車工業会の依頼による研究の結果である。現在、自転車車輪に関するJISとして、リム、スポーク、ハブなど構成部品個々の規定はあるが、組み上がった車輪そのものについてのものはない。そこでまず、車輪の基本的な強度を知り、車輪としての規格制定の基礎資料としようとすることを目的としたも…
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組立作業省力化自転車の試作(1)
現在、社会的に自動化装置が積極的に取り入れられつつある。自転車工業も含めて機械工業では、加工の自動化がすでに相当進んでいる。しかし、組立の自動化は、その製品の種類の豊富さ、組立作業の複雑さなどによりほとんど進んでいない。本題は自転車組立に対し、どのようなシステムをとれば自動化が容易になるかという手掛…
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組立作業省力化自転車の試作(2)
自転車の組立作業の省力化の問題に対し、製造工程の基本から検討し、現状から全く離れたシステムとして別報「組立作業省力化自転車の試作[1]」に述べた試作実験を行った。しかし、その前提条件として、常温硬化形接着剤による接合方式を含み、未解決の問題点がある。そこで、現状の製作方法は大きく変えず、基本的な考え…
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自転車への合成樹脂軸受の応用
現在、一般の自転車における回転部には、わん、玉押し鋼球で構成された軸受が使用され、種々の特長をもち、自転車用として最適と思われる。しかし組立、調整の面から見ると、自動化・省力化が叫ばれる現今においては、構造簡単、無調整、無給油など組立に適し、かつ機能を満足するものが望まれる。その方法の一端として、合…
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パイプ端末特殊整形機の設計試作
自転車フレーム用のバテッド管は、引抜きまたは押出し方式により、数多くの工程を経て製造されるためコスト的にも高価である。またパイプ先端部の尺取りは機械加工にて切断または切削を行ない、ばり、だれなどがあって仕上り状態は必ずしも良好ではない。そこでこれらを冷間塑性 方式により、シングルまたはダブルバ…
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NCフライス加工の金型への適用(続報)
前報では、NCフライス盤を用いての金型製作および自動化の基となるモデル製作への適用について、主に2次元のNC加工を対象とした実験研究について述べた。昭和48年度は、2次元加工について、さらに効果的と思われる対象物について実験研究するとともに、3次元加工については、自動プログラミングによるNCテープ作…
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化学研摩による金型表面仕上の研究
科学的除去加工法のうち、大きな加工量は伴わず、仕上面の向上すなわちみがきの要素を含んだ加工法として化学研摩がある。本研究は、最近広く一般的に行われるようになった放電加工による金型製作においてネックとなっている表面みがきの問題について、化学研摩による仕上法について検討を加えたもので、経済的な放電加工速…
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電解研摩による金型表面仕上の研究
金型加工技術の進歩の中で、合理化・省力化の未解決分野である表面仕上技術を取り上げ、特にみがきの能率向上を妨げる一つのネックである硬化層のできる放電加工面の仕上げに電解研摩による方法を検討した。採用した表面仕上法は、電気化学作用に物理作業を併用した屈曲性に富む電解みがき電極工具を考案し、表面あらさ25…
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クロム廃液の再生法の研究
従来、クロムめっき老化液の大半は廃棄処分を行っていた。しかし今日では、公害防止対策の観点から必ず何らかの処理を行わなければ廃棄処分はできなくなっている。クロムめっきの老化液は濃厚廃液であるから、直接化学処理法で行うとその処理は非常に困難であり、また不経済である。したがって本研究においては、省資源すな…
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ポーランドの自転車事情
昨年、10月末より約3週間にわたり、ロンドンで開催された第3回ISO/TC149/SC1,SC2に出席したあと、ヨーロッパの自転車工場を訪れる機会を得たので、この期間中見聞したなかから特にポーランドの自転車工場について記してみたい。西ドイツで得た資料によれば、1974年のポーランドの自転車生産台数の…
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自転車設計システムについて
この研究は、自転車設計の先導的分野としてCADによる設計システムを採り上げ解析を試みたものである。自転車設計システムについては工業技術院・製品科学研究所にて2年前より基本的なシステムが開発されてきているので、同所と共同研究テーマとして取り組み、このシステムの開発は同所で、そのシステムによる試作自転車…
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塗装工場の臭気調査について
光化学スモッグの原因となる有機溶剤にはトルエン、キシレンなど芳香族炭化水素があげられ、これら溶剤が紫外線と作用してオキシダントを生成し、人間の目や気管支などの粘膜に刺激を与えて被害をおよぼす。このため地方公害防止条令で有機溶剤の排出について規制されるようになった。自転車関係ではフレームの塗装がこれら…
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設備紹介「ナライフライス盤、マキノ製KGJCLF型」
技研大坂支所に新設された本機は、タレット式高力型の立フライス盤に油圧式ナライ装置を組み込んだ自動型彫フライス盤である。上下方向の倣いと前後方向の倣いで構成されており、連動円テーブルの併用により、360°輪郭倣いもできる。光学的精密テーブル位置決め装置もそなわっており、1/1000mmの読取りが可能で…
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自転車と体力(ブレーキを作動させる力)
乗り物におけるブレーキの研究は、ほとんどの場合、機械工学的な面からの研究が中心になるが、自転車に関するかぎり、ブレーキ作業の主役が人力であることから、当然のことながら人間工学的研究を無視することはできない。ことに自転車が3~4才の幼児から80才を超える老人まで、性、年令を問わず幅広い層にわたって利用…
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自転車用リフレックス・リフレクタについて
自転車の安全性について欠くことのできないリフレックス・リフレクタのあらましとその性能基準のもつ意味について解説してみる。三面プリズムによるものは、キュービックコーナーといわれる互いに直角な平面で交わる角部の凹部になるように平面鏡をおくと、その面に照射された光は、再び照射された方向に反射される原理を利…
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設備紹介「万能フライス盤、形式RUM-5」
ラム型万能フライス盤(RUM-5)が新しく技術研究所工作部に設置された。ラムやニーの摺動案内面が大きいこと、ラムの前後移動量が大きいこと、万能主軸頭はたがいに45度の旋回面をもつ2個の本体より構成され、あらゆる角度に主軸を設定できるなどの特徴をもつ。テーブルの作業面の大きさ:1,700×500mm、…
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騒音測定の基本的考え方について
騒音問題は、今日まで公害の一つとして論じられ、また企業側は社会的債務を負っているという点で大きくとりあげられてきた。最近ではその企業内の労働者自身の環境、労働衛生的な面からも採り上げられるようになった。騒音の測定には個個の測定対象に応じてそれぞれ異なった目的がある。1.機械、建屋の騒音を知る、2.機…
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パイプ端末特殊整形機の設計試作
自転車フレーム用のバテット管は、数多くの工程を経て製造されるためコスト的にも高価である。またパイプ先端部のR取り加工は、プレスによる切断加工、あるいはエンドミルなどによる切削加工に頼っているが、バリ、ダレなどがあって仕上り状態は、かならずしも良好でない。これら欠点を改善するため冷間塑性加工方式により…
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技術研究所20年を顧みて
昭和29年度自転車産業振興事業の一環として自転車生産技術の向上ならびに品質の改善を図るため、名古屋工業技術試験所実験室の一部を借り、昭和29年10月、自転車生産技術開放研究室がスタートした。昭和33年10月、開放研究室の設備のいっさいを継承して(財)自転車技術研究所が発足(名古屋は総合研究室、東京指…
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クロムめっき濃厚廃液の再生について
工場排水の規制は一段と強化されつつある。このような状況下で、濃厚廃液を従来の化学的処理法で処理することは技術的に非常に困難であり、また不経済である。本研究はクロムめっき濃厚廃液の再生をイオン交換樹脂法およびイオン交換膜法によって検討したものである。…
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電気透析によるめっき排水中の重金属の回収について
前年度においてイオン交換樹脂によるめっき排水中の重金属の回収方法を検討したが、回収された重金属は数%の濃度の酸性またはアルカリ性溶液として存在し、さらに多くの化学処理を経なければめっき浴に還元できない。ゆえに、本研究においては、めっき浴に直接、還元できる処理方法の一つであるイオン交換膜を用いた電気透…
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二つの技術懇談会の誕生にあたって
このたび技術研究所を中心として、自転車技術懇談会と金型技術懇談会が誕生した。すでに一年前に設立された環境技術懇談会と合わせて、これら三つの技術分野は、技術研究所が試験研究のテーマにおいても、技術相談の面でも、あるいは設備整備の方向としても、重点をおいている三つの柱である。 …
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米国および西ドイツの工場排水の規制について
わが国においては、大気排出物質と同様、工場排水の規制は総量規制などの形で、ますます厳しくなりつつある。日米公害連絡会議の開催などによって、わが国の規制も、米国の規制に強く影響を受けるものと思われる。 表1および2に1969年の米国および西ドイツの金属処理工場に対する規制値を示す。表3に1973年にお…
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NCフライス加工の金型への適用(続報)
当ニュースNO.15で、NCフライス盤を用いての金型製作、および自動化の基となるマスターすなわちモデル製作への適用について紹介した。今回は2次元形状については引続き先の研究に基づきさらに効果的と思われる対象物および適用法について、また最も問題とされる3次元形状については、自動プログラミングによるNC…
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電解研摩による金型表面仕上
本研究は、放電加工面をもつ金型の表面仕上に対する考察をさらに深め、より有効な仕上技術の確立をめざして実験を行ったものである。この研究における電解研摩とは、電極工具に屈曲性に富む砥粒が付着したナイロン不織布を用い、電気化学作用に物理作用を併用させた研摩方法(特許申請中)を採用しており、これが最も大きな…
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技術研究所の事業計画(昭和49年度)
1.研究業務、特別研究1)自転車の安全性、操縦性の研究(研究部)、2)車輪仮組み方法の調査研究(研究部・東京支所)、3)フレーム自動狂い取り方法の研究(東京支所)、4)電気透析法による廃酸の再生に関する研究(大阪支所)、2.海外自転車生産技術の調査、3.研究指導用設備の拡充整備、1)研究所施設の整備…
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設備紹介「電解成形平面研削盤」
新しく技術研究所大阪支所金属加工課に電解成形平面研削盤[型式ECPS-40D、ジャパックス(株)製]を設置した。本機には被成形性に勝れたグラファイトを電極砥石に用い、複雑微細な総形形式のパンチ、分割金型、総形工具などの成形研削に威力を発揮する。おまな諸元は次のとおり。テーブル作業基準面寸法;450*…
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自転車ロボットの試作
昭和46年度より自転車ロボットの開発を進めてきた。47年度は一部の改造を行って直立、直進走行ができる条件を見いだすことができたが、さらに改良を加える必要が生じたので、48年度は次のような諸点を改造して走行実験を試みた。1.駆動モータの小型、軽量化をはかる。2.ハンドル操作機構を改良する。3.転倒防止…
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自転車の衝突実験について
前年度に引続き昭和48年度も自転車の衝突実験を取り上げた。今回は凹障害を対象として、自転車とダミーが溝障害に遭遇した場合、どのような衝撃を受け損傷を被るか、またどの程度の溝ならば自転車も人間も被害がなく乗り越えていけるか、などを見きわめるために実験を行った。また今後の参考として自転車対自転車の衝突も…
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チタンの自転車への応用
チタン製フレームについては、既に欧米における試作・実走の成果が宣伝されている。一報告中の設計によれば、フロントフォーク、ヘッドセットを含めてチタン製フレームの仕上り重量は約1.6Kgであり、標準の現行スチール製軽量フレームに比較すると強度は同程度で重量は40%も軽くなっている。フレームには薄肉チタン…
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内外自転車の品質性能調査について
一部既報(技研ニュースNO.17)のように27インチ国産並びに外国製高級10段変速付きスポーツ車14台を次の項目について調査、試験を行った。1.外観調査、2.定地試験(惰行試験、手放し直進走行試験、制動試験、応力測定など)、3.実走行試験、4.分解調査(フレーム振動試験、前ホーク衝撃試験など)。これ…
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実用新案解説「塑性加工による自転車フレーム接合法」
高温加熱による自転車フレームろう付け法に対し、部材を冷間塑性加工により圧接させる結合法で、熱ひずみあるいは加熱による母材の強度低下を防止すると共に、高温加熱による作業環境から開放し、併せてコストの低減を意図している。 パイプの接合にはラッグを使用するが、パイプの中に軽…
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実用新案解説「自転車用クランクピン圧入器」
本装置は競輪に使用するトラックレーサーの、クランクピン打込状態を検査する目的で開発した器具である。作動部は軽量、小型で片手にて迅速な操作ができ、ハンマによる打込みに比べ、ピンを損傷することがないので、ピンの打込み作業に適する。コンプレッサから取り入れた空気を油圧に変換し、制御された一定の力でピンを圧…
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イオン交換樹脂によるめっき排水中のクロム酸の回収(1)
クロムめっき排水中のクロム酸は、工場排水の規制の中でも特にシアンなどとともに有毒物質とされ、その規制はきびしい。現状のめっき排水処理においては、ほとんど還元中和による化学処理であるが、ここに生成するスラッジの処理が大きな問題となっている。本研究は、これらスラッジの問題をなくすとともに、希薄な洗浄排水…
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塗料乾燥における最適硬化条件
自転車などの塗膜の機械的性質は、塗料組成に影響される割合が大きいが、塗料乾燥における加熱条件によっても異ってくる。本研究はメラミン樹脂系塗料を用い、動的粘弾性測定ならびに塗膜かたさ、塗膜密着性および一部につき応力-ひずみ特性を求め、塗膜の機械的性質に対する加熱温度、加熱時間の影響について検討したので…
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自転車ロボットの試作
従来自転車の操縦性、安定性などは人間が乗り、そのフィーリングによって良否の判定がなされてきている。しかし人間の適応性のすばらしさのために、その判定があいまいになっていく。これに対してロボットで操縦させることができれば、そうした欠点は除去でき、制御量あるいは操作量により操縦性、安定性などの評価を量的に…
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衝突時における人体および自転車の挙動(続報)
自転車の安全性の研究の一環として、先に子供自転車、子供ダミーによりまず、高さのみを変えた平面障害物に対する衝突実験を行い、その結果を前報にて報告したが、昭和47年度は、成人ダミーによりほぼ同様な衝突条件でその実験を行ったので、報告する。この実験研究の目的については、安全走行のための教育、障害のない交…
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自転車ヘッド部自動組立装置の試作
自転車組立作業の自動化研究を昭和46年度より3年計画として取り上げ、比較的自動化が考え易いヘッド部の自動組立装置の試作方針を決定し、47年には基本構想に基づいて、細部の検討、設計、製作、組立調整と進めて、一連の自動組立装置を試作したので、これについて報告する。装置の基本仕様としては、タクトタイムは1…
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自転車の玉当り回転部の自動ねじ締付け(続報)
自転車のヘッド部の組立てについて、上玉押しの締付けと前ホークの回転トルクの関係を実験検討し、上玉押しのみの自動締付トルクの適正値を求めたのは前報の通りである。昭和47年度は引き続いて、中ナットおよび袋ナットの締付けを順次行なったときの、前ホーク回転トルクの変化状態を実験し、最終的に適正な組立品を得る…
研究内容
当技術研究所が、長年にわたって蓄積した技術的資料を公開・提供しています。
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