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軽快車用タイヤに寄せて
ここにはタイヤに要求される数多い要素のうち、疲労と走行抵抗を取上げた。タイヤ肉厚が薄く分布が均等であると、コードの疲労においても走行抵抗のおいても良い結果が得られるようである。軽量タイヤのトルクは当然小さいわけであるが、走行性能は断面形状、肉厚分布、トレッド模様にも左右されるし、空気圧の影響も大きい…
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1957年度世界選手権大会に参加して
世界選手権大会と自転車競技の組織について簡単に説明すると、自転車競技には国際サイクリスト連合(略称U.C.I.)があって、これが世界の自転車競技を統轄している。本部はフランスにあり、一つの団体がアマチュアとプロフェショナルを統轄している。世界選手権大会はこのU.C.I.の主権で毎年一回アマチュアおよ…
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光沢ニッケルメッキと電流
本稿はソ連科学アカデミー報告(1957年2月ア・エム・オゼロフ)からの抄録である。ニッケルメッキの向上は浴組成を改め、浴濃度を高くし、温度を上げ、電流密度を大きくすることが基礎と考えられていたが、最近はもっと根本的な課題として、電流方式の研究が進められてきた。その発端はアメリカのウエスチングハウス社…
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油圧機構について(その2)
油圧機構についての基礎的な解説の入門書という意味で、前号においては一応油圧系統の基礎および油圧用油についての解説を終ったので、本号から油圧系統の各部の構成部品の解説に入ることとする。項目は次のようである。3.油圧駆動ポンプ、3.1歯車型ポンプ、3.2羽根型ポンプ、3.3ピストン型ポンプ、3.4その他…
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実用自転車製図学(その3)
一般自転車工場にしばしば必要がある自転車現品の図面化方法についての説明から始めて、前2回までに、スケッチ、フレームのスケッチ、その他のスケッチ方法、フレームのスケッチ補填、フレーム小物のスケッチへと進めて、ヘッド小物類のスケッチまでを説明してきた。今回は引続いて、ハンガ小物類のスケッチ、次に第一角法…
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切削仕上面粗さの改善
切削仕上面の改善のためと称し、ただ習慣的に切込や送りを小さくし、切削速度を下げ、あるいは切削油剤を使用しても、十分な配慮をはらわなければこれらの手段はそれほどの効果をあげることができず、また極端な場合にはかえって仕上面粗さを損ずるような結果を招く。この文は筆者らの研究室で最近に行った切削仕上面粗さに…
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パイプ表面肌の連続検査装置の試作
自転車用鋼管の微細な表面キズやアバタは塗装にもメッキにも好ましくない。筆者は少なくとも熟練者の目視検査に劣らない実用性を目標として、管軸方向の表面欠陥に対する電気磁気的連続検査装置を試作した。その原理は資料鋼管を環状に磁化した場合に、欠陥の存在によって生ずる漏洩磁束の異常分布を、局部的に捜査し検出す…
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曲面体のカタサ
パイプ、シャフト、ピンなどの外表面が円筒形をしているもの、また逆に軸受やギヤなどの凹面形をもつ部品の外表面のカタサのついて、現状ではカタサ数値はそのまま信用されがちで種々の判断に供されている。筆者はこのように測定面の形状の差のみによるカタサ表示値の偏差を、円筒形、凹面形、またこれらの組合わされたツヅ…
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形状と材料の力学(2)
適正な金属材料を用いて製作した部品が破壊する原因は無数に存在するわけであるが、統計的に分類すると、つぎの四つのいずれかに属するはずである。1.形状の不適切、2.予想外の負荷、3.製造過程で材料に生じた欠陥、4.使用中の魔耗と腐蝕。このうち、1に属する場合としては応力集中を原因とする疲労破壊がかなり多…
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応力測定の結果と疲労試験の結果をもとにした強度設計についての覚書(その2)
前号(第37号)における内容は、1.緒言、2.車両用車軸(はしがき、車軸折損の実情、設計式、完全なる車軸の設計式を得るための方法について-応力測定のもつ意味について、疲労試験のもつ意味について、むすび)であった。本号では、鉄道車両用車軸、車輪等回転部分の応力測定方法の実例が示されている。すなわち、内…
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新設機械と採算の吟味(その2)
前号に紹介した資本回収法は、話の筋道も簡単で、誰にも理解しやすく、応用の範囲も非常に広い。 新設備の採算吟味の方法としてMAPI方式はもっとも科学的であるといわれている。これには前号の資本回収法で考慮されなかった旧設備の維持経費が年々割高になることと、旧設備の性能そのものが陳腐化するための損…
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クランク軸の冷間圧造機
昭和31年度に関東、中部、関西3地区のフレーム小物協同組合が結成されたのを機会として、クランク軸(ハンガーシャフト)の協同作業場が計画され、所定の施設を完成することができた。この協同施設はクランク軸の冷間圧造を行うための特殊油圧機とその連帯機械であり、中核をなす油圧機の設計ならびに工程全般にわたる計…
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新設機械と採算の吟味(その1)
機械設備を更新(もちろん増設の場合も含む)するには一定の資本投下が必要であり、その投下された資本がもっとも有利に運用されればいいわけである。この設備の更新分析の方法にはいろいろな方法があげられるが、ここではその一つである資本回収法について概要を述べる。実際上いちいち計算するのはやっかいであるが、公式…
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形状と材料の力学(1)
適正な金属材料を用いて製作した部品が破壊する原因は無数に存在するわけであるが、統計的に分類すると、つぎの四つのいずれかに属するはずである、1.形状の不適切、2.予想外の負荷、3.製造過程で材料に生じた欠陥、4.使用中の摩耗と腐蝕。1に属する場合としては応力集中を原因とする疲労破壊がかなり多い。2に属…
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応力測定の結果と疲労試験の結果をもとにした強度設計についての覚書(その1)
正確な設計のためには応力測定にまで進まなければならない。これは特定の場合を適宜に選んで行う。応力はオッシログラムに記録される振幅の大きさごとに分類して、その単位時間の繰返回数nを求め、一方、疲労試験により同じ振幅の応力で破壊するまでの繰返数Nを求め、nをNで割る。各大きさの応力ごとのそれらの数値を合…
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オレオ緩衝装置のメタルの摩耗
オレオ緩衝器に関する摩耗試験機を試作し、実際に近い条件で試験した結果、高価な銅合金メタルよりも鋳鉄メタルのほうが高い耐摩耗性をもっていることがわかった。ただし鋳鉄メタルはシリンダーを摩耗させる欠点があるが、これも鋳鉄メタルを熱処理して適当な硬度とすれば防止できる。実走試験の成績も良好であった。オレオ…
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O.B.Greeves著モーターバイクフレーム用軽合金
モーターバイク用フレームのパイプ接合に軽合金鋳グルミ法を用いたイギリスの一例である。この目的は軽量化というより構造強度の改善にあるらしい。理由として、ラッグ接合法の欠点をつぎのように述べている。1.プレスラッグは弱いので中子を補強しなくてはならない。2.マレアブルラッグは強いが端面部に断面の急変を生…
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金属浸透法
金属浸透法は、その名称からわかるとおり、被覆しようとする品物(被処理物)を加熱しておいて、その表面になんらかの方法で他の金属を付着浸透させ、同時に拡散を行わせるのである。すなわち、被処理物の表面は浸透拡散する金属に富んだ合金層に変成されるわけである。浸透法は拡散現象によるのであるから、他の金属被覆法…
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油圧機構について(その1)
油圧機構については、ポンプ、バルぶ等についての知識があれば、一応機構として完成させ使用することはできるけれども、これはただ動いているというにすぎず、能率も悪く不経済で、精密な作業をさせることはできない、やはり基礎的なことも十分知っておいたほうが、完全な作動をさせることができる。油圧に関してはむつかし…
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メカニカルシール
流体機械の運動封密部分には回転部分、往復部分、螺旋部分、揺動部分などがあるが、もっとも多く用いられるのは回転、往復の二部分である。メカニカルシールとは、回転部分の封密作用を行う一つの方法であり、一名端面シール、または滑輪シールと呼ばれるごとく、回転軸と直角な円周褶動面に軸方向の接触圧を加えて流体の漏…
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なにがフレームの性能を支配するのか
自転車生産技術開放研究室が技術研究指導事業の一環として、昭和31年度第3回関東地区自転車生産技術講習会を”なにがフレームの性能を支配するか”という主題のもとに開催した実際の記録である。 完成車メーカーならびに関連団体の技術担当者の参加を得て、公開討論形式にて実施したものである。討論のテ…
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標準化はなぜ行わなければならないのか?
JIS表示商品を製造する指定工場として通産省の認定を受けるためには、当該工場は工場内部の”標準化”ということをしなければならないが、一体これはなんのためなのであろうか?一口にいえば将来の生存競走に力強く生き抜かんがためである。標準化の目的とするところは第一に製品品質を安定にすることであり、第二に生産…
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サイクリング用車の技術コンクール
わが国のサイクリング用車は急速な進歩にもかかわらず、なお外観ほどの性能が備わっていない。JISには品質規定があり、これが性能に結びつくものとしても、やはり間接的であって性能そのものとは遠いようである。外国の自転車性能は主に練達な使用者の評価批判によって進歩したのであるが、日本にはそのように信頼できる…
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フレーム応力理論計算の一例
筆者らは昭和28年度外国製自転車研究事業に参加し、イギリス製クロード・バトラーのトラックレーサーおよびイタリア製グローリアの婦人車についてフレーム強度を調査した。その概要は「外国製自転車・機会研究報告1928年」に掲載されているが、電気抵抗線型ヒズミ計を用いた応力測定値を検討するための、クロード・バ…
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欧米工業雑感
欧米各国の光弾性学界近況のうち、実物に偏光物質被膜をはりつけて行う実物光塑性解析の研究は注目すべきものであった。三次元凍結法も進歩している。イギリスのチューブインベストメントは広範な鋼管企業体で、自転車部門にはフイリップス、ハーキュレス、その他著名会社が属している。その研究所ではプラスチックスにβ線…
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針状コロ軸受について
針状コロ軸受はその占める空間が小さく、しかも負荷容量が大きく、適当な個所に使用すれば、他の転がり軸受と同様すぐれた性能を有するにもかかわらず、今日まであまりその眞価は認められなかった。近時自転車をはじめ各所に利用されつつあるが、これらの運転性能および運転中の諸現象は他の転がり軸受ほど明らかにされてお…
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メッキ液の管理
自転車を表面技術の面からみると、メッキや塗装が施され、防錆を兼ねて外観や色彩の商品価値を出しており、メッキや塗装は必要欠くべからざる存在価値を有している。メッキ工場の品質管理には、特色として、質財の管理、確実な作業標準の履行、メッキ液の管理があげられる。ここではメッキ液の管理を取上げて述べる。各工場…
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高周波による電縫管製作法について
高周波加熱の工業応用として、焼入、ロウ付、造管等が考えられる。焼入、ロウ付は比較的広く応用されているが、造管に高周波を応用するテクニックは、本邦においては比較的新しいテーマであるように思われる。たまたま「ウェルディング」誌1956年12月号に、鉄および非鉄金属のシーム溶接に高周波を応用する論文が記載…
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実用自転車製図学(その2)
筆者は日ごろ自転車に関する作図に従事しているので、一般自転車工場にしばしば必要がある現品の図面化方法を、手っ取り早くのみ込んでいただこうと考え、前回(第32号)製図を知らないでも書けるように、フレームを直接製図板に載せて書く方法について説明した。今回は別の方法による測定について説明する。それは中心線…
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使いやすいメッキ設備
自転車生産技術開放研究室が技術研究指導事業の一環として、昭和31年度第四回関東地区自転車生産技術講習会を、”使いやすいメッキ設備”という主題のもとに開催した実際の記録である。 自転車部品メーカー、関連メッキ業者などのメッキ技術担当者の参加を得て、公開討論形式にて実施したもので…
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ハブ自動研磨機
昭和30年度にハブの自動ハブ研磨機が試作された。機械の作動は良好であるが、ハブは形状が複雑であり、また寸法の相互差が大きいため、自動研磨にはなかなか適応しがたい。昭和31年度は機械を多少改良して、ある部分は寸法差0.6~2mmまで研磨できるようにした(改良以前は±0.3mm)。しかし研磨作動が一律で…
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Oリングパッキン
Oリングとは円形断面をしたリング状のゴム製パッキンのことであり、一名ドーナツパッキンともいわれる。Oリングが急に注目され利用が拡大されてきた理由には、次のような多くの特長がある。構造が簡単で形が小さくしかも高圧に耐える。取付溝の型が簡単で、取付け取外しが容易である。調整不要の自動型圧着パッキンである…
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フローコート法の復活
フローコート法とは浸漬塗と異り、流し塗またはかけ塗法ともいうべき方法で、溶剤蒸気の充満したトンネル内で、品物を取巻くパイプの口先から塗料を噴出させ、その中を品物がコンベアに送られて通過中に塗装されるもので、下に落ちてタンクに集まった塗料は、濾過後ギヤポンプで再びパイプの口先に送られ噴出する塗装方式で…
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自転車用塗料と塗装における諸問題
自転車生産技術開放研究室が技術研究指導事業の一環として、昭和31年度第3回中部地区自転車生産技術講習会を”自転車用塗料と塗装における問題点”という主題のもとに開催した記録である。完成車メーカーをはじめ関連部品メーカー、塗料メーカー等の技術担当者の参加を得て、公開討論形式にて実施したものである。そのテ…
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フレームとハブの専用機と治具
自転車生産技術開放研究室が技術研究指導事業の一環として、昭和31年度第4回中部地区自転車生産技術講習会を”フレームとハブの専用機と治具”という主題のもとに開催した記録である。完成車メーカー、ハブのメーカー、その他関連メーカーの技術担当者の参加を得て、公開討論形式にて実施したものである。テーマの内容は…
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型と工場経済
自転車生産技術開放研究室が技術研究指導事業の一環として、昭和31年度第3回関西地区自転車生産技術講習会を”型と工場経済”という主題のもとに開催した記録である。金型使用の関連部品メーカーおよび関連研究機関の技術担当者の参集を得て、公開討論会式によって行ったものである。討論におけるテーマとして採り上げた…
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数についてのいろいろ
数について、気楽によみ流してもらえるものとして書かれた一文である。数字の持つ2、3の特性というか興味ある計算の例などを示し、また工業的数としてのJIS標準数についてふれ、次に電子計算機の原理である2進法について解説している。常識的には煩雑な2進数が、工業上もっとも簡素明快な機能を現わし、しかもそれは…
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スポークとスポーク穴
スポークの繰返引張試験機とハブツバのスポーク穴に相当する治具を用いて、スポークの疲労による破断実験を行い、また光弾性法とブリットルコーティング法による応力分布ならびに理論計算から、スポークの疲労強度を研究した。ツバのカタサは低いほうがよい。主応力点はスポーク頭の付根上部とスポーク頚がツバ穴の上縁に接…
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固態剤による鋼の光輝加熱処理
鋼の熱処理において、その鋼質を変化させないように、理想的な処理を施すためには光輝加熱が望ましい。小規模で、簡便にこの目的を果たすためには、固態剤を用いる方法が経済的で便利である。固態剤の性質は、被処理鋼材の含炭量により左右され、固態剤の還元性(滲炭活性)が処理鋼材の炭素量との比において、これに相当す…
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フレームの心出し法についての問題点
正しくて合理的なフレーム心出し法、社内検査法とはどんな方法であろうか、これは筆者にもまだわからない。しかし現在の心出し法、検査法のもつ問題点がどこにあるかは筆者にもわかっている。これを指摘するひとはできるので、この点について解説し、正しい検査法の確立に資したいと思う。そこで、フレームについてJISに…
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自転車の色
自転車展を見学したが、あかぬけのした色が車体のみならず、タイヤやサドルにまで使ってあるのに感心した。古くさい大時代の黒は追放しよう。黄色は遠方からよく見え、より近く、大きくも見えるので、安全第一の色といえよう。交通量が激増している今日、ぜひ黄色、さもなくば鮮かな原色を、自転車にも乗り手の服装にも取り…
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自転車部品の展望(その5)
自転車部品の展望として、これまで4回にわたり、いろいろの面から述べてきた。その内容項目は次のようである。1.自転車部品の系統(国による系統、用途による系統)、2.自転車部品の性格(機能、構造材料工作、取扱い、補修)、3.自転車部品の改良(歴史、製法改良、性能向上、新方式新型式)、4.車輪(総括、発達…
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鉄・鋼・アルミ(その4)
鉄・鋼・アルミについての”素人技術講座”として、これまで3回にわたり、できるだけ簡易な表現で、素人向きに興味をもたせるべく、物語り風に説明してきた。 本第四回目は、その最終回として、どんな材料をどこに使うか、という副題をあげて解説している。その項目は次の通りである。26.軽い、強い、安い、27.引張…
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完全なるニッケルの新しいメッキ、カニゼン法について
鉄でもアルミでもブラスチックでさえも、大きい物でも精密な寸法を要するものでも、内面でも、メッキ液に触れるところはどこでも均一な厚さのメッキがまったく電気を使わないでできる。これは特殊な水溶液と特殊な装置を使ってオートメーション方法で行う、まったく新しい考え方に立脚したメッキ法で、アメリカで最近の大発…
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新材料としてのアルミニウム被覆鋼(その2)
前回(本誌第28号)において、諸種のA 被覆法の概略を説明し、その得失また製品の特性および用途について述べた。本回(その二)では、これらのうちもっとも簡便で安価な方法と考えられ、また筆者の研究室でここ数年来研究してきた高温浸積法(主として溶剤処理法)によるAl被覆鋼の製造法について、やや詳細に述べて…
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パイプ切断機の試作
最近は、フレーム用パイプ材料として電縫管、ガス溶接管が2間物とか10尺物という長尺のパイプが供給されるのが通例となったので、フレームメーカーではこれをフレームサイズに切断しなければならなくなった。そこで筆者等は普通旋盤を使わずに、一つの長尺パイプ切断用の専用工作機を試作した。非常に手軽で便利であり、…
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ベルト研磨について
ベルト研磨は外国では広く種々の品物に摘用されているが、日本においてはあまり利用されていない、その原因はベルト研磨が一般に普及されていないこと、その特長が十分に認識されていないことであると思われる。筆者はベルト研磨の特長、研磨機の構造、ベルト、コンタクトホイールならびにベルト研磨機による研磨方法等につ…
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ヘリサートについて(その2)
前回(本誌31号)に引続いて、ヘリサートについての詳細説明である。まず、設計担当者はヘリサートの使用について次の事項を考慮決定しなければならない。ヘリサートを使用することにより、製品の品質が向上し、会社にとっても、 客にとってもその設計が有利であるかどうか。抑えネジやインサートのサイズ及び長さは、強…
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ハイテンション鋼管とロウ付のこつ
自転車生産技術開放研究室が技術研究指導事業の一環として、昭和31年度第三回関西地区自転車生産技術講習会を”ハイテイション鋼管とロウ付のこつ”という主題のもとに開催した記録である。すなわち、高抗張力鋼々管のメーカーの担当技術者および業界のロウ付関係技術者の参加を得て、高抗張力鋼々管についての解説の後、…
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粉末治金用焼結炉の築造
昭和31年度自転車生産技術開放研究室に設置さけるジメタク系粉末治金装置の一部、西ドイツデグッサ社のWSTMO35/15/300型押出式焼結炉体と付属品および炉中に積むレンガが入荷し、同社グルエン技師指導のもとに築炉を行ったので、その間ともに作業しながら得た知識と、筆者らが感じたドイツ式作業ぶりの一端…
研究内容
当技術研究所が、長年にわたって蓄積した技術的資料を公開・提供しています。
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