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皮膜厚さの非破壊検査
一般に皮膜といっても、素地・皮膜それぞれに多種多様であり、それぞれが磁性体であるか非磁性体であるか、その組合せにより、種々の測定法が考案せられている。普通、鉄鋼の上の塗装や亜鉛・錫・クロムメッキなどの測定には、素地の磁性を利用して測定する多くの方法がある。そのうち、磁石のけん引力を利用した測定と、磁…
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ポケット型直読型磁力式膜厚計
最近メッキおよび塗装などの厚さの検査が厳重になったので、各種表面加工関係業者の間で、皮膜の厚さの測定器に対する関心が非常に高まっている。電磁式の測定器は、鉄素地上の皮膜以外には適用できない制約があるが、測定方法が比較的簡単で、皮膜を損傷しない優れた特徴がある。さらに携帯に便利で精度がよいものとの要望…
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鋼板疵の非破壊検査装置
終戦後数年間、材料事情のきわめて悪かったとき、堺市産業技術委員会の指導を受けて、ギヤ用鋼板の疵(俗に二枚板と称するもっとも悪質な疵)を初期に発見する目的で、非破壊検査装置を試作したことがあったので、今後これに似たような検査装置を製作される場合の参考になりえたらと思って、その概要を紹介する。作用原理は…
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冷間塑性加工と自転車部品
冷間塑性加工の特徴は、1)素材費が非常に安価であること。2)加工中、切粉等として失う材料損失がきわめて少ない。3)工程が非常に簡単となり、加工費が安い。4)材料は強い応力を受けて加工されるので、製品の機械的性質が著しく向上する。5)仕上に要する加工が非常に少ない。6)仕上面は非常に良好である。7)大…
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ロータリースウェージによる前ホーク製造法の研究
筆者等は、昭和28年度自転車産業振興費によって輸入され、現在武田プレスに設置されてある英国ブリバント・スティブンス社のロータリースウェージング機についての調査研究を、委員の一員として行ってきて、すでに本紙にも二三その概略について報告を行ってきた。ロータリースウェージングの自転車工業への利用の本筋は、…
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旋盤を利用したブローチ加工
ここに述べるブローチ加工は、明らかに単能専用工作機械の部類に属し、つぎのような特性をもっている。1)良仕上、高能率で、部品の互換性があり、複雑な形状の部品を生産するに適する。2)部品の取付がブローチの切削圧力に助けられて確実に保持される。3)ブローチの耐久度が大であるから、高精度で均等な製品が得られ…
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マーホーム成形法
剛性ダイスあるいはポンチの代りにゴムを使用して、薄板のプレスを行うゴム成形法は、かなり古くから行われているが、その一方法としてマーホーム成形方がある。この方法の特徴は、1)ポンチのみでダイスを要しない。従って型製作費が非常に軽減される。2)ダイスのゴムがクッション効果をもつため、素材に過大な局部的応…
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切削刃物の設計・製作・管理(その2)
前回(その一)においては、切削の基礎理論として、切削作用について述べた。その内容は、切削刃物各部の名称、構成刃先-切削厚さ、切削速度、切削剤、刃先角度、刃物損傷の過程、構成刃先への対策、構成刃先に対する研究の要約、以上であった。今回は切削抵抗について述べる。その内容項目は、1.実際切削角、2.刃先の…
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固形滲炭焼入による丸棒の曲がりについて
SIOC鋼の14φ×100mmの試料により実験した結果から、次の解釈と所見を得た。焼入歪は、塑性領域において生じたものと、弾性変形によって生じたものとが、重なり合ったものであるとの一般的な議論がこの場合にも成り立つと思われる。焼戻しにより曲がりが増大する場合は、この二種類の変形が相殺するように重なり…
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スポークの強度
自転車用スポークについて、車輪として組込まれた場合の車輪荷重によるスポークの応力分布、あるいはスポークのみの場合の静的な引張り強さなどから、スポークが車輪の回転によりどのような応力変化を繰返しているかをもとめ、これら予備実験を基礎として、スポーク疲労試験機を試作し、動的な繰返し疲労実験を行った。疲労…
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自転車部品の展望(その1)
最近日本の自転車の進歩にはいちぢるしいものがあるが、一部には外国製品に比べ遅れている面も多い。部品全般にわったての視野を広くするため、ここに各国の自転車用部品の展望を、つぎの順に従って述べる。 1.自転車部品の系統、2.自転車部品の性格、3.自転車部品の改良、4.車輪関係、5.伝導機構、6.チ…
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社内規格について
会社運営上の種々の規模に加えて、製品及び製品製造検査上に関する種々の規格規定類を総括して社内規格と呼んでいる。その中には、製品について規定した製品規格とか、製品を作るために必要な材料、副資材、工具等を購入するための購買規定だとか、製作手段方法をきめた製造作業標準であるとか、会社従業員全員の責任範囲、…
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特許・実用新案・意匠・商標
特許庁には、発明の特許と実用新案、意匠、商標の登録のために、それらの願書が、月平均、特許は2884件、実用新案は5011件、意匠は1144件、商標は2959件の割合で出願されてきた。そしてますます増加の傾向である。これらが限られた少数の審査官によって審査され、手続を終って、月平均、特許は716件、実…
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自転車の力学(3)
前2回において、力学と力、運動の法則の応用、自転車を走らす力、力の合成、力の釣合、力、自由落下、モーメント、内力とは、という項目に従って、自転車に結びつけて、力学の基礎を説明してきた。今回はこれに引続いて、内力について、強さと内力の測り方と題して解説を進める。その項目は、力の大きさ、重力の加速度、重…
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機械工業振興費による科学研究所への委託研究項目
昭和30年度に補助金の配付を受け、発足している研究17項目を紹介する。1、合成樹脂の機械部品への応用、2、段付および勾配を有する機械部品の転送装置の試作研究、3、連続排気鋳造法の特殊鋼鋳物への応用、4ベンドタップによる全自動ねじ立盤の試作、5、工業用材料の標準摩耗試験方法に関する研究、6、高速切削な…
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抵抗溶接と電解蓄電器を応用した新らしいスポット溶接
金属加工における溶接において、最近の世界の情勢は、軽合金の加工の発達とともに、抵抗溶接が非常に発達してきたので、わが国としてもこれに後れをとることはできない。ここでは抵抗溶接はどういうものかを簡単に説明し、たまたま、われわれの研究室で電解蓄電器を応用して、入力の小さいスポット溶接機を実用化したので、…
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米国における塩浴自動ロウ付法
アメリカのアジャックス電気会社においては、数年前から塩浴によるロウ付法が研究され、最近また、自転車ホークの塩浴ロウ付法による多量生産方式が発表され、そのうちには参考となる点が多いので、その概要を述べる。塩浴自動ロウ付機は、メリーゴウランド式の機構になっていて、部品の処理工程6段階に応じた6本の腕がつ…
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最近工業化が促進された新らしい問題
機械金属面における工業の進歩は、近年とくに急速な変化をなしつつあるが、これらの関係における新しい問題で、すでにその工業化が促進されている四つの処理法について、その現況を述べる。1.ハードフェーシング法-鋼材表面に他種金属を溶着して、硬化表面層を得る。2.コールドホッビング法-冷間加工により押込み式で…
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型の簡易な製作法
わが国においても最近ようやく型に関する認識が高まり、新しい型彫機械、型の設計、加工法、型材などに関する研究が行われるようになった。ここでは自転車に関係のあるプレス、鍛造、プラスチックス、ゴム、皮などの型に関して述べる。最近、型の能率的加工のために使用される加工機械には、プレス抜型のような貫通型にはバ…
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超音波加工法
超音波加工法は、電気的エネルギーを機械的振動(超音波)エネルギーに変換して直接加工を行うもので、その特徴は、非常に加工困難な超硬質脆材料に、表面外観、物理的、化学的、電気的、磁気的ならびに治金学的になんらの影響を与えず、また電気的の導体、不良導体の別を問はずに加工することが可能であることである。加工…
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金属を熱するとどうなるか(3)
金属を熱するとどうなるかについてこれまで2回にわたり次の項目に分けて解説してきた。1)原子の運動が盛んになる。2)あい路の突破。3)加熱温度と加熱時間。4)金属を加工するとどうなるか。5)塑性加工材を加熱するとどうなるか。これに引続いて今回は、再結晶温度以下での加熱について解説する。この場合のように…
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熱処理によるヒズミ
われわれが金属に熱処理を施す場合の目的は、滲炭、焼入、焼鈍、焼準、焼戻というような組織構造の変化を利用して希望する性質をうることおよび歪取焼鈍、焼戻のごとく、内部応力を調節することである。一般的にいって、加熱冷却という操作は歪をともないやすく、過度の歪は種々の不都合を生ずる。ことに自転車部品の場合に…
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疲労による破断
一般に材料の破断は、その材料の静的許容応力以上の応力を起す大きな外力、または内力(熱応力や部品相互間の力など)が加えられて起ることは自明の理であるが、これぐらいの力でと思われるような小さな力でも、長時間繰返して加えられると、その材料はついには疲労破断を起こすことがあり、この種の破断はまったく予期でき…
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鋼材の簡易判別法
鋼材など鉄合金の簡易材質判別法として、現在もっとも広く一般に採用されている方法は火花試験法である。それにはグラインダー火花試験法と粉末火花試験法とあるが、一般に使用されているのは前者である。この試験法で、材質の判別ができるのは鋼材、鋳鉄等の鉄合金だけである。それは鉄合金以外の金属材料はグラインダーで…
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自転車用としてのアルミ材料
自転車の軽量化が問題となってきているが、この手段としては、設計を変えるとか、特殊鋼を使って材料の肉を薄くするとか、また鉄鋼より軽い材料を使用することなどが考えられる。この最後の手段として、外国でも広く採用されているものがアルミニウム材料である。わが国の自転車工業ではまだほんの僅か使用されているにすぎ…
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ロウ材について
ロウ材を左右する性質としては、まず融点の高低、流動性およびぬれの良否、機械的性質の強弱が主として問題になる。最近、ロウ材の重要性が認識せられ、次第に材料的改善に注目されてきた。その方向は機械的性質を考慮しての融点の低下、後処理の省略およびロウ、フラックスの節約をはかろうとしている。実際において現状の…
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ホットディッピング
塗料をホット(加温)して塗装することは、塗られた膜からの不揮発分が多くて乾燥塗膜となり、肉厚の塗膜ができ、塗装工程の能率向上となる。自転車の用いられている油性塗料にもこれを応用すべく、塗料をホット化した場合の塗料の状態、すなわち、その適否、乾燥塗膜の状態および性能を試験して、スプレー塗装法でなく、こ…
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自転車の力学(2)
前回において、力学と力、運動の法則の応用、自転車を走らす力、力の合成、力の釣合、という各項目によって運動力学の基礎について説明してきた。これに引続いて、今回はあらためて力とは何かという理論的説明から、自由落下、モーメント、内力とはという各項目に従って自転車力学の基礎を説明する。…
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モーターバイク私見
わが国にはモーターバイク、バイクエンジン等に対してはっきりした定義がないようである。ここで述べるモーターバイクは、ペダルで足踏駆動する原動機付自転車のことであり、またバイクエンジンとは自転車に機動性を与える原動機自体を指すものである。内容項目は、バイクエンジンについて(型式、掃気方法、吸入孔、シリン…
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自転車の外観デザイン
本篇は昭和27年度に輸入した外国製自転車のうち、スイス製自転車3台を名古屋工業技術試験所において調査した報告(外国製自転車研究報告1952)中、外観デザインに関する事項を採録したものである。対象の3台とは、ツール・ド・スイス15型ロードレーサー、アルバ・オリヒナール婦人車、コンドル・オリヒナール軽快…
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切削刃物の設計・製作・管理(その1)
自転車産業の如き機械工業においては、加工の重要部分を占める切削について充分研究する必要がある。機械の性能および被削剤に適した品質と大きさの刃物を使用して生産性を上げねばならない。その意味から切削刃物について、その設計・製作・管理について解説をする。本文ではまず切削の基礎理論からの説明を行うが、内容項…
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ナライ削りの実用化
昭和29年度委託事業のうちの一つとして、旋盤取付用ナライ削り装置(設計のみ)が行われ、その成果は「自転車製造機械自動化試作研究報告」中に掲載されているが、本文はその自転車工業への導入の必要性について述べ、自転車部品専用のナライ削り装置を提案したものである。自転車用部品としては最も大きい前後ハブ本体、…
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ナットのメネジ立て機械
本稿はソ連の雑誌ヴェストニク・マシノストロエニヤ(機械評論)から訳述したもので、大企業一辺倒と考えられていたソ連圏でも、決して中小規模の生産が無視されていないらしいことに意義があると感じたので、ここに紹介する。型打加工されたナット材がホッパーから一個ずつ自動送りされ、タップでメネジ立てされると、タッ…
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軽合金の自転車への利用
軽合金の自転車への利用について、現場でただちに役立つことを期待して、総説的な解説を行なう。内容項目は、1(軽合金の利用)歴史、利点、弱点、軽合金全般、アルミニウム合金、マグネシウム合金、チタニウム合金重量と強度、ヤング率と剛性、利用の形式、2(各国の利用の現状)各国の使用状況、部品別使用合金品種、主…
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静電塗装用塗料の付着性について
静電塗装法の特徴は、塗料の利用効率がきわめて高く、塗装作業を自動化できる点にあるが、静電塗装用塗料としての必須条件は附着効率が良好なことである。附着性に関与する要素について、いまだ定説がなく、一般的解決方法はみいだされていない。筆者はこの問題について検討を進めた結果、静電塗装用塗料類の附着性は、塗料…
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ネジの限界ゲージ(その1)
前号(自転車生産技術NO.13)でネジの寸法差および公差について記したが、これらの寸法差規格に製品ネジができているか否かは、ネジ用限界ゲージによって検査する。それ故、寸法差、公差の規格につづいて、ネジ用限界ゲージの規格が制定されるのが普通である。本文の内容項目は、1、ネジ用限界ゲージ-一般的問題、ネ…
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静的強度と動的強度
自転車にかぎらず各種の機械、機具に用いられる材料の強度には、静的強度と動的強度とが考えられる。自転車の各部品について、JISは、その材料、寸法、強度、試験法等を規定しているが、強度の点から検討してみると不備な点がある。それは静的強度の規定がほとんどで、動的強度に対する規定がほとんど見当らないことであ…
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遊星ギヤの見方と解き方
自転車に付ける変速装置の種類は多いが、現在、広く使用されているものは、ディレイラー式と内装式とである。ディレイラー式とは、歯数の異るスプロケットを2枚以上段車式に重ねておいて、チェンを掛け換える式である。これで変速される理由は、現品を見ればだれにも容易にわかる。内装式とは、後車輪のハブの内部に、また…
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自転車の剛性試験機
U.T.A.C.(モーターサイクル自転車技術協会、日本の検査協会の如きもの)の実験室では、高精度の「ルローラン振子式剛性試験機」を用いて自転車等の剛性の測定を数年前から実施している。この剛性試験機は、作用する力の状態を正確に定めておいて、弾性変形量を間接的に測定するものである。これは変形量すなわち剛…
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小物切削工場の能率化
ここでは、バイトによる切削加工とそれに関連した事項について、自転車部品を例にとり、日常ぶつかる問題に対して役立つと思われるものを述べる。それら改善事項の項目は次のようである。専用の単能旋盤を採用する。コレットチャックを定置式にする。ミーリングの送りをレバー送りと機械送りの両方ができるようにする。切削…
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上り型ハンドルのパイプ曲げ
従来、上り型のハンドルを曲げるには、初めに内側の法のRを曲げてから、つぎの部分をRに曲げるという2工程で行ない、心金を用いる方法と用いない方法があり、パイプ断面がつぶれたり、曲げの境目がうまくいかないなどの難点があった。筆者はこの曲り部分が、ちょうどネジのらせんの一部に相当していることを発見し、早速…
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ネジの公差
ネジは丸い穴軸のハメアイと異り、その形状がはなはだ複雑なためねそのハメアイの関係もまた非常に複雑である。そしてハメアイに関係する項目が多くある。もっとも基本的な問題はオネジとメネジは両者の山の斜面(flank)で接触しなければならないということであるるもしオネジの山項がメネジの谷底に接触しているか、…
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フレーム接手の応力解析
実物と相似に作られたポリマー(プラスチックス)のモデルについて、偏光を用いて応力解析を行うのが光弾性応力解析で、今のところモデルについてしか行えないが、表面および内部の応力集中の解析には最も適している。ここでは応力凍結法を主とした三次元光弾性応力解析法の理論と実際についてやや詳しく解説する。この方法…
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自転車の力学(1)
物が運動の速度を変えたときは力というものが物に働いたと考える。速度の変わる割合を加速度という。速度は単位時間に物の位置が変った距離であらわせばいいので距離lの単位をメートルm、時間tの単位を秒secとすれば、速度ひは、v=l/tであり、単位はm/sec、加速度αは、α=v/t=l/t**2で、単位は…
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金属を熱するとどうなるか(2)
この前、第1回の話では、金属が準安定の状態にあるときは、これを熱すると安定な状態に移ることを述べた。何故に熱することが必要なのか、それは活性化エネルギなるものが、上述の変化には必要なためである。準安定から安定への変化の速度は、加熱温度にいちぢるしく影響される。焼鈍では軟化の程度に対する加熱温度の影響…
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ボンデ鋼板
ボンデ鋼板は、表面美麗で良質な冷延薄板に、電気メッキ法によって、きわめて薄く花紋のない亜鉛の被膜をつくり、さらにその上にボンデ被膜を施し、最後に表面処理を行ったものであるから、表面発錆による煩雑な錆落しがはぶけ、塗装の仕上りもまた美しく、種々の特徴がある。塗装の密着性が大で剥離することがない。塗装後…
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バーレル仕上法
バーレル仕上法とは、これがバーレル(Barrel)と称されるいおり、樽形やつぼ形の容器中に、同形、同重量の品物および目的に応じた介在物(Medium)を入れて回転し、品物と介在物とを万べんなく一様にまぜあわせて、品物の表面を差別なく一様な状態に削ったり、磨いたりする仕上法のことで、一般にはタンブラー…
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ガス輻射急速加熱法
ガス輻射急速加熱のバーナーは、オリフィスを出たガスがベンチュリー内で空気と混合し、バーナーの先端にある多くの小孔を出るとき燃焼して、バーナーカップの表面に急速に放射線状に拡がる。バーナー表面はこの高速度燃焼生成ガスにより白熱状態に加熱され、高温輻射熱が直接かつ均一に品物に伝えられる。従来の加熱炉に比…
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二段式リングバーナーについて(追加報告)
筆者は中部日本自転車工業所に協力して、二段式半自動リングバーナーによるロウ付装置を試作し、その結果の概要を本誌第5号および自転車製造機械自動化試作研究報告の中に発表した。当時試作完了してからの実験研究の余裕期間がきわめて短かかったため、本分では前回の説明のたりなかったところを補うかたわら、新しい応用…
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ハイテンション・パイプのロウ付試験
軽量自転車の試作研究について、中部フレーム部会では、そのフレーム材料として、シリコン-マンガン系の「ハイテンション」鋼による電縫管を使用することに決定し、その電縫管のメーカーである東芝鋼管から、三角フレーム用パイプの焼鈍ずみのものと未焼鈍のもの2種類、ならびにバック用ハイテンション帯鋼の試作用材料を…
研究内容
当技術研究所が、長年にわたって蓄積した技術的資料を公開・提供しています。
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