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電気アプセッタ(鍛縮機)とはどんなものか
各種の機械部品の中には、棒鋼、パイプあるいは角材等の末端あるいは中間の一部が膨らんだ形になっているものがある。これら部品を製作するのに膨らんだ部分の寸法の素材から削り出したり、鍛造することは、材料的に、あるいは工数的に不経済となる。そこで細い素材をもって、部分的に膨らませて所要の寸法を得ることができ…
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PHの測定法(その2)
前号(自転車生産技術NO.3)において、PHというのは一体何であろうかということから、順次PHの測定、PHメーターについて説明してきた。PHはめっきとは切っても切れない縁があり、PHを測定するのに一番古くから使われているのがPH試験紙であるが、これに代り、正確に、迅速に測ろうという希望を満たしてくれ…
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ベルトーロについて
ベルトーロは、十数年前、中央製作所において発明され売出された変流機で、交流を直流に、また直流を交流に変換することができる変流機である。日本において、メッキにベルトーロが注目されるのは、友野理平氏の特許による直流に交流を併用するメッキ、すなわち交流として低サイクル(120サイクル)による光沢メッキが、…
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メッキ液の分析法
銅、ニッケル、クローム関係のめっきにおけるめっき液の分析法について説明する。すなわち、青化銅めっき液、普通ニッケルめっき液、光沢ニッケルめっき液、クロムめっき液、硅弗化ソーダを添加せるクロムめっき液、の順に分析法の実際について解説をする。(本稿は講演されたものの転載である。)…
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鋼の表面硬化処理(2)
前回は、固態、液態及びガス滲炭法等に関する処理法の別によって、生成される硬化層の性質並びに顕微鏡組織の相異等について、その概要を述べた。本号ではこれら各種の滲炭硬化処理以外の方法で、現在工業化されている表面硬化法について記述する。すなわち、窒化法、金属の滲透法、火焔焼入法、高周波表面焼入法、ハードフ…
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ハブの回転試験法
現在自転車用ハブの試験法として、JISに規定されているのは、硬度と回転摩耗試験及びボールの寸法測定であるが、これらの試験は、主として耐摩耗性-寿命を推定するために行われている。しかし、ハブの性能としては、回転性能の方が耐摩耗性よりも重要である。 筆者は、ハブについて、主として回転に関する研究を行…
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ねぢり棒式(トーションバー)緩衝装置
近年モーターバイクの普及につれて、緩衝装置の入った前ホークが使われている。ここに紹介するのは、ドイツの機械学会誌V・D・Iの第94巻第36号(1952年12月21日号)に記載されていたもので、オレオやリンク機構とバネの組合せによる一般の方式のものではなく、外観からでは普通の緩衝装置なしの前ホークと何…
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金属表面処理剤ACP
本文は日本ペイント株式会社発行のパンフレット”ACP CHEMICALS”のうち、一部を省略して転載したものである。ACP金属表面処理剤は、日本ペイント株式会社がアメリカン・ケミカル・ペイント会社の技術提携によって、日本国内で独占的に製造しているもので、これに付随した化学薬品も含まれている。ACPの…
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金属板のロール成形加工
金属板をロールで成形加工する方法には、大きく分類して、次のようなものがある。(1)成形圧延機による方法、(2)ロール引抜機による方法、(3)ロール弯曲機による方法等が主なもので、その他、溝出し加工、フランジ出し加工、口締め加工、へら絞り加工等にも利用できる。自転車工業に関しても、フレーム用鋼管は、殆…
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古いプレスとプレス作業の合理的改善
プレス工場の合理化の第1歩は、現有プレスの修理を行い、改善を考え、精度の向上をはかることが着手されなければならない。合理化の第2段階としては、当然型の問題を採り上げねばならない。段取時間、特に型の取替に要する時間を短縮することで、稼働率を向上し、仕掛品の無駄を少くすることができる。更に運搬の問題に入…
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ロータリースウェージングマシン
ロータリー・スウェージングというのは、ハンマーリング(槌打作業)を利用して、金属の棒や管の断面を圧減したり、テーパーづけ又は先端部を尖らせたりする作業を、材料的にも時間的にも極めて能率よく行うと同時に、製品の強度や組織などにも好ましい性質を与える加工法である。特に一般のプレス加工や引抜工程では、不適…
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鋼の表面硬化処理(1)
鋼の表面硬化処理とは、耐摩耗性又は表面硬度を必要とする鋼製部品に対して、その表面のみを硬くし、内部は強い靭性ままに保持する熱処理をいう。 この表面硬化の方法については非常に多くの研究がなされ、また、これが工業化されておって、例えば、自転車部品とか自動車部品などには、これが全面的に施されて…
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自転車鋼管の疲れ試験
最近の文献を見ると、外国では早くより自転車に対する疲れ試験に着目し、その結果を基礎にして自転車の強度改善を計っているようである。特に注目すべきことは、従来から行われているような小さな定まった寸法の試験片による疲れ試験には仮定が入るために、この結果を実物の設計に応用する時は、思わなかった疲れ破壊を起す…
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自転車用鋼材としての高抗張力鋼
自転車用の鋼材として考えられるべき特性は、抗張力、降伏点が高く、伸びが良いこと、溶接性が良いこと。加工性が良いこと。溶接、ロー付による脆化の少ないこと。価格が低廉であることなどがあげられる。これらの点から考えれば、その範囲が定められ、Mn鋼、Si-Mn鋼、Cr-Mo鋼、Mn-Mo鋼等に限定されてくる…
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素地研磨はどんなふうに行われているか(その2)
最近のめっき工業では、光沢めっきの急速な進歩と実用化により、技術面ではその動きが活発となってきた。光沢めっきが実施されるに及び、従来の如きめっき後の仕上研磨は、殆ど不必要な状態までになった。光沢めっきの実用化により、その素地研磨がどのような方法で実施されているかを、工場診断並びに簡単な実験結果により…
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銅メッキ前の研磨
めっき面が研磨されて光沢が出ていく機構は複雑であり、一概にはいうことができないが、表面の凹凸が研磨され平滑になること、表面が流れて凹凸が減っていくことに大体分けて考えることができる。筆者は前者をとぎ減らし能力、後者をすべらせ能力と名付ける。いいかえれば研磨能力とは、とぎ減らし能力とすべらせ能力の組合…
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塗装下地の研掃法
最近の自転車の外車研究において、不要ロー材の除去作業を加味して、塗装下地として特別の加工が成されていることが発見されている。この加工法は、特に新しいものではないが、サンドブラスト、ショットピーニング、及びグリットブラストの三つの方法が考えられる。これらは研掃法の名のもとに統一される加工法であって、他…
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ベルト研磨について
わが国のめっき工場においては、自転車部品のような鉄生地の研磨に、主としてエメリーバフが使われているが、最近に至りわが国においても、これに代るベルト研磨が行われようとしている。この方法はわが国にも古くから紹介され、又外国では盛んに実用に供されているものである。これはエメリーバフの代りに、布製のベルトに…
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研磨用特殊接着剤DACについて
バフにエメリーを接着させるに、従来使用されている膠に代る商品DAC(Detroit Abrasive Cement)と称する研磨用特殊接着剤を輸入して使用してみた。これが幾多の優れた点のあることが判り、宮田製作所では膠の使用を全廃し、その設備の維持費、人件費等が省略され、一方DACの使用により、バフ…
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光沢青化銅メッキ
光沢青化銅めっきについての研究結果および経験をまとめて、その工業化を目的として記述をする。光沢銅めっきの特徴としては、(1)素地研磨及び完全であればバフ仕上も要しない程の光沢面を得る。(2)めっき液の管理は従来の青化銅めっき法と何ら変らない、(3)光沢面又は半光沢面は、バフ研磨が容易であるため、研磨…
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PHの測定法(その1)
メッキ工業に用いる機器も色々と改良され進歩して、かなり優秀なものが出てきたが、その中の一つがPH-meter(ペーハー・メーター)である。周知のように、メッキとPHとは切ってもきれない縁があるが、このPHを測るのに一番古くから使われ現在もなお使われているのがPH試験紙である。PH試験紙の代りに、正確…
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型材の選択と扱い方-主として冷間打抜および板金加工用
ここに型材と称するは冷間用型材を指し、その中でも抜型あるいは板金加工用型であって、一般に電気通信機械の電気鉄板や、各種精密機械部品の打抜、あるいは板金加工に広く用いられるものである。 これらの型材には、高炭素鋼、中合金鋼及び高合金鋼が使用せられる。本稿においては、これら型材についてそ…
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油の再生法-忘れられた仕事、第2話
消費節約ということを、油に例をとって考えてみると、油の差し過ぎによるコボレ、飛散による消耗はもちろん、重油、焼入油、トランス油、切削油、ロール油等が老化又は焼損の現象を起すと、使用しても全く無意味であり、却って害になることが多い。従ってこれらを再生して、二度三度の役に立てれば、油の節約と共に、作業を…
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フレームのロー接法について
自転車およびオートバイの車体接手の接着法としては、眞鍮ロー、又は銀ロー(低温溶接ロー)によるロー付法が用いられ、生産量に応じて各種の方法があるが、本分は在来のものと、いわゆるロー接法の近代化として登場した高周波誘導加熱、ロー材溶解に低周波誘導加熱を利用するを述べると共に、一般的な作業上の問題について…
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抵抗線型歪計の自転車研究への利用
抵抗線型歪計は、英国のKelvine卿によって発明されたもので、金属線の歪と抵抗の変化が直線的な関係があることから、抵抗を測定してその金属線の歪を知る方法である。この方法は、第二次世界大戦中米国において、広く工業分野に用いられ、特に航空機の研究には重大な役割を果したものである。最近各方面で、この歪計…
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低温溶接フレームについて
低温溶接法は、我国に紹介されてから既に数年を経過している、従ってこの間に、低温溶接法の一般的な技術については、二、三の人達によって発表されており、その優秀性についても既に広く一般の知る所である。そこでここでは低温溶接法を自転車フレームの製作に利用した場合の問題について述べることにする。低温溶接法とい…
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工場と音
機械工場では一体どれ位の流れ作業音が普通であるか、それらを少しく調べてみたところ、50-60ホーン位らしい。人の対話は60-70ホーンとのことであり、楽に工場内で対話ができるには、流れ作業音を30-40ホーン位にせねばならぬようである。流れ作業音以外の異常音や騒音は、作業が順調に流れぬ原因があり、そ…
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ロー付用熔剤について
ロー接成績を向上さすためには材料、装置、技術などの各面に亘って考えなければならない。これらのうち優秀なローと熔剤を使用することが是非必要であるが、余り深く考えられていないようである。殊に熔剤の方は百年一日の如くで、その重要性が等閑視されている傾向にある。熔剤の良し悪しは、作業の難易、強度、外観、手数…
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素地研磨はどんなふうに行われているか
最近のめっき工業では、光沢めっきの急速な進歩と実用化により、技術面ではその動きが活発となってきた。光沢めっきが実施されるに及び、従来の如きめっき後の仕上研磨は、殆ど不必要な状態までになった。光沢めっきの実用化により、その素地研磨がどのような方法で実施されているかを、工場診断並びに関単な実験結果により…
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メッキの前処理について
金属上に表面処理、即ちめっき、アルマイト着色、燐酸被膜塗装等を施す場合には、その素地が清浄でなければならない。清浄さの要求される度合いは、施す処理により異るが、最も難しいのは電気めっきの前処理である。これが完全であれば、他の処理に対しては充分である。ここでは電気めっき用の前処理について主として述べる…
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塗装とその下地
塗装に当っては、金属面の脱脂除錆を十分に施こさねばならない。又塗装工程が短くて美麗な仕上り面を得たいと希望するならば、塗装する金属面が粗雑でなく、パテ拾いの可及的に少ない金属面を塗装に供給すべきである。塗装に当って先ず金属面の下地処理を十分に施こすことは重要な事実である。下地処理には次の工程がある。…
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電縫鋼管と製造装置
従来自転車々体にはガス溶接管が多く用いられていたのであるが、最近電縫管を採用される向が見受けられる。しかしながら、電縫管についての正しい認識が、自転車工業会に未だ充分普及しているように思えないので、電縫管について、その種類、特徴、強度、製造法等について説明し参考に供したいと思う。なお筆者は、かつて電…
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ガス滲炭窒化法
滲炭窒化法とは、鉄合金を炭素と窒素を同時に吸収するような組成を持つガス雰囲気中で加熱し、次に所要の性質を得る速さで冷却することによって、表面硬化を行なう処理法である。その炭素は、滲炭に用いられる炭素に富んだガスや、気化した液体炭化水素から抽き出され、窒素源はアムモニヤである。滲炭窒化の目的は、金属摩…
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滲炭焼入
現在、各自転車メーカーにおける滲炭焼入部品に対する素材の選定や熱処理等は、必ずしも当を得ているとは言い難いようである。種々の制約があることは考えられるが、なんといっても、滲炭焼入に関する基本的な知識の不足が、その最も大きい原因と思われる。一般に滲炭焼入に関する研究は二つに大別される。その一つは滲炭焼…
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粉末冶金の自転車部品への応用
粉末冶金法というのは、一言にいうと、微細な粉末状の金属を原料として、これをその融点以下の温度に加熱して金属製品を作る方法である。粉末同志は加熱によって焼け縮みを起し、密着性を増し、強固な形を備えるようになるのであって、この現象を焼結という。多くの場合、焼結の前に一定の型に充填して加圧成形する。 …
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心金不用のパイプ曲げ型
自転車のチェンステーとバックホークとは、直線パイプを型で曲げて作るが、従来から、パイプの中に砂や心金などを入れ、プレス作業で加工している。この加工法では、熟練を要し生産能率も低いので、早急に改善しなければならないものである。また、このプレス加工に用いる曲げ型の製作は、今まで熟練者のカンによって行われ…
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ボールブローチング
ボールブローチングという作業は、簡単にいえば、多数のボール(鋼球)が環状に配列された円筒形の工具を、被加工物の穴に押込むことによって、穴の内径表面に凹凸をつけ、その突起部を相手の嵌合物の中に喰込ませることにより、両者を結合する目的を達成させるもので、この方法によると焼きばめによる寸法の狂い、後の修正…
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エルコメーター
エルコメーターは英国イースト・ランカシア・ケミカル会社の製品で、日英器械株式会社が直輸入元になっているが、これは大きさ一握りくらい、目方160グラムの小型計測器で、メッキ、塗装の厚さを簡単に測定することができ、又ガラスや紙なども下に鉄板を敷けばその厚みが測れる計器である。最近だいぶん使用されていると…
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中小企業者の品質管理
品質管理は昔からやっているとよくいわれる。品質管理をやらなければ企業は存続しなかったであろう。しかしながら、ここで述べることは、統計的な考え方であって、品質管理をやっていられる処は、遺憾乍ら、自転車業界には極めて寥々たるものである。中小企業者は大工場と比較して、組織も簡素であり、生産方式も複雑化せず…
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ロー付法についての一般解説
自転車生産技術情報に投稿依頼を受けた際、丁度筆者が研究中のロー付に関して、一筆書こうかと考えましたが、その前にロー付一般に関して簡単にして要を得た一文を”Metals Hand Book 1948”より捜し出したので、これを全部ご紹介することにしました。ロー付に関する用語は非常に不統一で、これはわが…
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型態デザインについて
二輪車は、車体の構造及びその配置からいってデザイン的にまとめ難い。その車体の大きさ、占める空間の量、視覚上の軽快性と実用上の強さ等の関係を考えれば、自動車のようにカバーをすっぽりかぶせる訳にもいかず、これにはメーカー側も二の足をふむであろう。しかしながら、型態の美しさ、商品としての外観を備えるために…
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ショット・ピーニングについて
ショット・ピーニングおよびショット・ブラストは、サンド、ブラストから発達した新しい表面処理技術であって、アメリカでは自動車工業等において戦前から行われ、戦後においては益々盛んに用いられている。我が国においても車輌工業等において戦後次第に普及されてきた。このショット・ピーニングという新しい表面処理技術…
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メッキ前の素地研摩
よいメッキをなすためには、どんな工作法、どんな加工条件を選んで素地研摩をしたらよいか、そしてまたそれはどんな理論的基礎に基いているかについて述べることにする。メッキは素地の表面が充分に清浄で、滑面のときに光沢あるメッキが得られるのであるから、物理的あるいは化学的処理により、素地の表面を滑面にしなくて…
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酸洗い作業-忘れられた仕事第1話
生産合理化、能率増進、そして新技術の導入等の華々しい仕事に対しては、どこの工場に於ても、総力を挙げて専心之が対策に懸命であることは、皆様よく御存知の通りである。然し生産活動全体を構成する要素のうち、人目につかぬ地道な仕事について、再検討を加えるのも、コスト引下げに対する一つの行き方として、決して無駄…
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ロー流れの防止について
自転車車体の眞鍮ロー付に於て、ここ数年末常に論議されてきた問題は、ロー流れ防止、又は余剰ローの除去ということで、車体組立上大きなネックであった。筆者は数年前より、イギリス、フランス、その他の外国製自転車を毎年調査してきたのであるが、その際特にこの方面に関心を払って、調査の重点を置いてきた。これ等の調…
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ローの電解除去法
自転車車体の塗装の面において、一番改善したいことは「砥の粉と漆を用いて行う下地付け」を無くすことであつて、厚塗の弊の打開、これは「庇のないフレーム」が得られれば、すなわち、フレーム表面に粗いヤスリきず、肌荒れ、打痕などがなければ、実現することである。特にロー付後表面にハミ出し固着した真鍮ロー除去に不…
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ガラメッキについて
ガラメッキは廻転メッキともいわれ、主としてインチ以下の小物を多量に処理するのに使用される。しかし、工夫さえすれば、棒、パイプのような長物や、その他のかなり大きなものでも、この方法でメッキすることができる。ガラメッキの特長は、人手が少くてすみ、設備費もかさまないことであるが、メッキの仕上りは、静止メッ…
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ユニクロムとは
亜鉛めっきが非常に防錆力のあることは、トタン板が亜鉛の天ぷらめつきであることから容易に理解されるが、外観がどうもニッケルやクロムに比べ見劣りがする。そこで亜鉛めっきに光沢をもたせ、その光沢を長もちさせることができたら、その防錆力と相俟って、広い応用面が開ける訳である。ユニクロムはこの問題を一挙に解決…
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静電塗装と赤外線乾燥
金属塗装実施の工程は、成形せられた目的物の前処理、塗装、乾燥に大別され、夫夫細部の工程に分けられる。各工程共、種々の方法があり、夫夫得失があって、選択択され、実施されるのであるが、ここでは静電塗装と赤外線乾燥のみに関し、極く平易に解説する。静電塗装法は、適性の塗料を圧搾空気又は静電気力の作用で微粒化…
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ガス滲炭窒化法
軟鉱の表面のみに炭素量を増加し、適当な熱処理を行えば、中心部は軟鉱の性質をもったまま靭性があり、表面は非常に硬い耐摩耗性のものが得られる。すなわち滲炭処理がこれである。個体「木炭+炭酸塩」中にて処理するものを個体滲炭、液体「青酸カリ+炭酸塩」中で処理するものを液体滲炭、ガス中で処理するものをガス滲炭…
研究内容
当技術研究所が、長年にわたって蓄積した技術的資料を公開・提供しています。
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