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「自転車製品アセスメント講演会」を開催
(財)自転車産業振興協会は、業界・学識経験者の協力を得て、平成9年6月に「自転車製品アセスメントマニュアル・ガイドライン」を作成した。今後、業界がアセスメントを構築する上で参考となるよう、実際面での実例について、平成9年11月27日(木)に、松下電器産業(株)を会場に、講演会と「ハイビジョンテレビの…
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最近の技研の動き
「技研、4テーマを追加実施」 競輪部品の品質性能調査、廃棄自転車切断部材圧縮装置の試作、自転車競技用スタート台の制作、内外クロモリパイプの諸特性調査を取り上げ実施中である。 「自転車関係で講演者派遣」新自転車機構部品の構造・試験の依頼に延べ3回、岐阜自商協組合に性能・強度に…
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第1回新製品コンペ企業訪問シリーズ<その1>
第1回新製品コンペで入賞した企業としてナショナル自転車工業を訪問し商品化への取り組み、市場調査、技術課題等を伺った
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第2回自転車新製品コンペ入賞作品の審査と決定
第2回自転車新製品コンペ入賞作品の審査経過と決定した入賞7作品を紹介報告、テーマは折りたたみ、高級イメージの量販、盗まれにくい、その他
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技術研究所の動き
平成9年度「車いすの基礎工学」技術研修会を開催
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直立安定性に優れた2WS自転車を試作
高齢者を想定した直立安定性に優れた前後輪操縦式2WS自転車を試作し自転車の新しい可能性を提案した
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障害児に新しい乗り物を
障害児に新しい乗り物を提供するため、トランスポートビークル、プレービークルを開発した
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身体障害児用乗り物の開発
近年日本では各種業界が、これから訪れる超高齢化社会に向け、シルバー産業への新規参入を目指している。 しかし、障害児用移動機器等に関しては、開発が遅滞しており障害児に適した乗り物がまだ少ない。こうした中で障害児たちは、不自由な思いをしているのが現状である。一方、欧米諸国では子供達に適した手動・電動車い…
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前後輪操縦式自転車の開発(第1報)
後輪を操縦するという、今までとは全く違った機構を持つ2WS自転車(2車種)の試作を行い、その特性を調査した。その結果、従来の自転車より直立安定性や小回り性能を向上させることができることが分かった。 しかし、自動車の4WSでは、油圧制御で走行速度や走行状況に応じて、操縦角比や操縦位相を可変としている…
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競技用検査機器の改良について(その3)
競輪においては、その競技の特殊性から公正な運営が求められる事により、競技の前日及び当日に出場する自転車の検査を実施する。検査業務の目的は、競技に使用する自転車を完全な状態で選手が使用して、その能力を十分に発揮でき、かつ、安全な競技ができるようにすることである。 …
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強度から見た競輪用フレームの評価
競輪用フレームを取り巻く種々の問題点のうち平成8年度は、変形フレームおよびパイプ組み合わせフレームを対象に、走行特性の面から実験的な調査による評価を行い、その結果を報告した。 本稿では、パイプ組み合わせフレームの他に、下ブリッジおよびろう付けの後処理等の問題点について、主とし…
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ISO規格条件による制動試験
自転車は、軽く楽に走れることも大切であるが、速度が増すほどブレーキ操作時の制動性も重要となる。天候やブレーキを両方か一方のみの使用により制動距離は異なるが、一定の距離内で安全停止する性能が、ブレーキ装置に求められる。これに関して、一般用自転車とMTBについての制動試験規格条件がISOから提案されたの…
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競輪審判員技能検定用機器の試作研究
日本自転車振興会から、競輪競技の審判を行う審判員の資格検定の1つに技能検定があり、試験に使用されている検査器の更新開発の依頼を受けた。 本研究は、それに当たり現行の検査器を調査し、パーソナルコンピュータを応用した新しい検査器の開発試作を実行して、検定現場で試用した結果、良好な使用評価を…
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HCR’97において障害(児)者用乗り物に対し反響
平成9年10月15日から3日間、東京にて第24回国際福祉機器展(H.C.R.97)が開催された。国際介護問題に関するシンポジウムも同時に行なわれた。今年は過去最高の440社の出展があり福祉関連産業における盛り上がりを感じた。展示では、在宅介護を支援する機器等における展示が充実していた。そして、国内企…
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オーダーメード技術研修会を東京で開催
全国46社にのぼる登録自転車製造業者を対象とした「第8回オーダーメード技術研修会」を去る11月12日、東京にて開催した。合計47名が全国各地から集まった。研修会の内容は、NJS会および自転車競技会との懇談会を挟んで、競輪界の現況報告、競輪用フレームに関する実験報告、シームレスタイヤ装着方法の実技指導…
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最近の技研の動き
「自転車歩行者系交通を活用した地域づくりフォーラム」が平成9年11月21日、マツザカヤホール(名古屋)にて開催。本フォーラムは建設省中部地方建設局を中心に、自転車に着目した交通手段に切り替え、余暇活動の充実を提案し、ゆとりあるライフスタイルの創造・発信する地域の形成を目指していくことを目的として開催…
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(1998年)新しい年を迎えて
新しい年を迎え、謹んでお喜び申し上げます。昨年地球温暖化防止国際会議が京都で開催されました。環境にやさしく、人にもやさしい、エネルギを必要としない最も効率の良い道具は、「自転車」であり、今こそ「自転車」を行政や市民にアピールしていく絶好の機会であると思われます。技術的な課題は尽きることがなく、どんな…
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前後輪操縦式自転車の開発
高齢者のための自転車として、前後輪操縦式 (2WS) 自転車の開発を進め、完成した。一つが軽快車タイプであり、他方はMTBタイプである。軽快車は新たに後輪にもホークを設け、後輪を操縦させるようにしたものである。そして、前後のホークに取り付けたプ-リによって、前輪に同期して後輪も操縦させ、後輪を前輪と…
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’97年の東京国際自転車展にて
11月6日から東京ビッグサイトにて97東京国際自転車展が開催された。例年同様に自転車産業振興協会 技研などの3団体合同ブースを設け、そこで技研が開発した2WS自転車を展示した。2WS自転車は、軽快車1台とMTB2台で関心を持って見られた。主催者サイドの自転車展の新機軸として車いすを取り上げ、主催者の…
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ハフィー「HUFFY」社のエコサイクル
米国のハフィー「HUFFY」社はアルミ缶再生による子供用自転車に続き、再生鉄鋼材料を使用したMTB類型車エコサイクルを製造販売したので概要を紹介
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自振協職員、通産大臣表彰(工業標準化事業功労者)を受ける
自振協技術研究所の河治宏泰研究指導部長は、わが国自転車の工業標準化事業への功労に対して通産大臣表彰(工業標準化事業功労者)を受けたので、その周辺のインタビュー紹介
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技術研究所の動き
開発した2WS自転車を東京自転車展で発表展示/競輪フレームの強度実験を競輪学校の競輪場にて実験/研究成果を日本機械学会ジョイントシンポジウム97にて発表
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競輪審判員技能検定用機器の開発
競輪審判員技能検定用機器を開発したのでその測定内容、反応時間測定、瞬間知覚能検査、色名再生能検査を紹介
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第24回国際福祉機器展における動向
第24回国際福祉機器展における動向紹介と研究所が開発した2輪タイプアームサイクルと障害児用プレイビークルを出展提案した
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「移動・遊び」をコンセプトとした障害児用乗り物を提案
「移動・遊び」をコンセプトとした障害児用乗り物を開発、「手軽に移動できる」と「遊び感覚で使用できる」2種類を提案
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技術研究所の動き
年に一度の「研究発表会」を開催/「製品開発のための自転車技術」技術講習会を開催
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アルミ製クランクの特徴的な破損を実証
アルミ製クランクの特徴的な破損をISO規格、JIS規格により実証試験を赤外線応力解析装置により実施し、最大応力部分を推測した
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自転車の風洞試験
自転車の高速化と自転車競技におけるし烈な競争が激しくなるとともに、自転車に対する空気力学的配慮及び自転車風洞試験の重要性が増加してきた。 外国においては、多くの自転車に対する風洞試験結果が公表されているが、国内において、現状ではほとんど公表されていない。モノコックフレームとパイプフレーム…
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国産リヤカーの出現前後
自転車に付属した荷物運搬具である、リヤカーは、明治30年代に英国から輸入されたと推測される。その後日本独自の構造とスタイルが形成され発展した。 リヤカーの国産化の最初は大正6年頃と言われているが、誰が最初にリヤカーを作ったのか、リヤカーという和製英語の名称は誰によって名付けられたか、最初に作ら…
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走行特性から見た競輪用フレームの評価
形状および寸法的に従来のものとは異なる最近の競輪用フレームについて、強度と走行特性の両面から競輪レースへの適否を考察した。その結果ハンガ下がりやシート角およびストレート前ホークなどの異形フレームは、標準的なフレームの特性とほとんど変わらず、むしろ乗員の心理面からくる違和感が評価に影響を与えることや走…
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競輪用フレームの強度に関する考察(第2報)
前報告では、製作仕様の異なる競輪用フレームの強度について、各種実験データをもとに考察したが、その中で競輪場の400mピスト走行時におけるフレーム各部の実働応力測定を実施し、基礎データの蓄積を図った。 そこで、これらのデータをもとにビルダーのフレーム作りと、選手が競輪レースに使用する上で、最も関心が高…
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自転車用ハンドルバー、左クランクの実働応力波形の再現
自転車は、十数キロの車体にその数倍の体重のライダーが乗車するという、きわめて過酷な使われ方をする乗り物である。ゆえに、自転車に発生する応力と加速度の大きさは、ライダーの乗り方によって大きく変動する。 しかし、JIS自転車フレームの強度試験は、重りを乗せての振動試験で、フレーム形状で評価が異なる。 …
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自転車部品用アルミ素材の表面処理に関する調査研究
平成7年度の研究において、新たに開発したアクリル一ウレタン塗料による電着塗膜は、アルミ素材(純アルミニウム)に対して耐擦傷性の確保と弾性特性を付与できる可能性が認められたので、本年度は自転車部品に多用されているアルミ合金6000番および7000番に適用できるよう、塗料設計を一部変更し、得られた塗膜に…
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所長就任に際して
平成9年7月より、自振協の副会長に就任すると同時に、技術研究所長の任を引き受けることになりました。技術研究所(以下技研と記す)は、その前身の開放研究室以来今日まで、各種の研究を実施し業界の振興、技術開発に努めてきました。研究内容も外部の状況に合わせながら少しずつ変化をしてきました。高度経済成長の時代…
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自転車ハンドルバーに加わる応力波形の再現
スポーツ車のハンドルバーの左右の湾曲部分とハンドルポストに合計3枚のひずみゲージを張り、実走行中にハンドルバーに加わる応力波形の測定を行った。次に、実走行試験に使用したフレームからハンドルバーを取り外し、疲れ試験機と組み合わせ定盤上にセットした。そして、開発した実働波形再現システムを使用して、スター…
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「自転車・福祉機器懇談会」の発足について
自転車業界、車いす等福祉機器業界の動向、および技術研究所を取り巻く情勢を考え、二つの外郭団体、「自転車技術懇談会」と「車いす研究会」とを統合し、ひとつの懇談会としてより有効な運営ができるよう検討模索をしてまいりました。平成9年7月7日をもちまして新しい懇談会に引き継ぎ、新名称「自転車・福祉機器懇談会…
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平成9年度研究発表会に参加して
福祉機器関連では、障害児が介護者と共に屋外での移動のための乗り物に興味をもちました。今後の高福祉社会の実現に向けては大変意義があり、是非実用化の域まで開発を進められることを期待します。自転車関連では、実働波形再現システムに強い関心をもちました。まとめとして、試作車の試乗の様子や、計測状況、試験結果を…
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平成9年度技術講習会を開催
(社)日本自転車協会の協賛を得て「製品開発のための自転車技術」と題する技術講習会を7月10日、14日に東京にて開催した。講演1.「電動アシスト自転車用バッテリーの現状と将来」:松下電池工業(株)アルカリ蓄電池事業部 企画課長 岡本誠一氏。次は製品設計における事前評価について、講演2.「自転車製品アセ…
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最近の技研の動き技術研究所の出展、所外発表
次の出展、発表をしますので、ご関心のある方はお問い合わせ下さい。なお、すでに終了した内容も掲載。=学協会関連=第12回リハ工学カンファレンス(終了)△第7回車いすスポーツ研究会、9月20日、日本車いすスポーツ研究会、東京都多摩障害者スポーツセンター△ジョイントシンポジュム、10月23~25日、日本機…
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最近の技研の動き
1.自転車技術懇談会は、「レース・アクロス・アメリカ特別講演会」を平成9年4月16日、東京にて開催。競技会長、カリフォルニア工科大学助教授Dr.Daniel Chew、優勝歴3回のMr.Rob Kishより、レースにまつわる数々の話が紹介された。2.5月25日技研のテストコースにて、第2回犬山クリテ…
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車椅子総合支援システム開発研究の取り組み
わが国の高齢化は世界にも例のない速さで進んでおり、優れた福祉用具の開発は急務の課題。特に、車椅子は高齢者、障害者のより豊かな生活の実現を可能にする生活用具として、より適合性の高い車椅子の開発が求められている。本事業は、医療福祉機器開発研究の助成を得てNEDOより委託を受けてスタートした。その研究テー…
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最近のカンチブレーキの性能ISO規格による制動試験
自転車の国際規格を審議しているISOでは、MTBの制動規格を決めた。平成3年頃に入手したMTB3台があったので、試験をしたが、3台とも不合格であった。今春、最近のブレーキを入手したので、レバー、ワイヤ、本体を取り換えて、同じ試験を行った。その結果ウエットの場合、制動距離が大変改善され、規定値の1/2…
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「移動・遊び」をコンセプトとした障害児用乗り物を提
「手軽に移動できる」、「遊び感覚で使用できる」という設計コンセプトに基づいた、障害児用乗り物2種類を試作した。一つは移動を目的にした、親子で屋外を移動するための介助用足駆動式ユニットで、障害児が通常使用している車いすにワンタッチで装着できるようにし、介助者がユニットの駆動輪をペダリングにより駆動させ…
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車いすISO会議の印象(フランス・メッツ)
開催場所はメッツという、パリから飛行機で小1時間の人口約20万ほどのこじんまりとした町であった。前半の2日間はSC1の会議があり、各国の代表として参加することになる。内容は各作業グループ(WG)責任者からの作業進捗状況の報告、事務局からの報告、さらに、いくつかの関連する課題について議論が行われた。後…
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犬山市サイクルタウン構想
犬山市の総合計画の将来像では「学術と文化を育む緑ゆたかな国際交流のまち」とし、その実現構想の中には、健康で豊かな都市空間のまちづくりをめざすとされ、自転車を活用したまちづくり事業が関連すると考えられる。技研では、その支援策として、自転車を活用した市の将来像の実現、及び市の課題解決を目標としたまちづく…
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平成9年度の技術研究所の事業
平成9年度、技術研究所が実施する「自転車生産技術に関する調査研究等の補助事業の内容は下記のとおりです。1.自転車生産技術等調査研究(自転車競技者の指導訓練機器の機能拡張研究ほか4テーマ)2.車いす等福祉機器開発研究(身体障害児用乗り物の開発ほか2テーマ)3.研究指導用設備の保守整備4.研究活動等の広…
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傷に強い、弾力のあるクリヤ塗膜
自転車の主要な素材であるアルミ合金を対象に、耐擦傷性(弾性)、耐蝕性を有し、アルミの外観が生かせる皮膜の開発に取り組んだ。自転車部品に使用されている、すべてのアルミ合金に容易に適用できる機能性被膜の開発を目的として、電着塗装用のアクリールウレタン塗料の改良を試みた結果、それぞれの特性を単独で付与する…
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競輪を陰で支えた訓練機器の15年
日本競輪学校の生徒訓練用「台上走行試験装置」は、当技術研究所が開発を担当、15年を過ぎようとしている。同装置は、いかなる訓練がよりベターかという指導に、良好なデータを提供してきた。そのーつで、ペダリング運動の指導に大きな威力を発揮している、「 ペダリング動的荷重表示」 は現役選手の測定にも使用され、…
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研究室訪問「第6回」順天堂大学 青木純一郎教授
青木純一郎教授は順天堂大学のスポーツ健康科学部にあって、運動生理学の研究分野の中でも特に自転車と深く関わってこられた方です。自転車競技の一流選手を対象とした優秀選手セミナーにおいて、各選手の体力の分析やトレーニング方法に関する多くの研究結果から選手へのトレーニングのアドバイス等を行ってこられた。また…
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競輪用フレームの強度と走行特性の実態調査
近年の競輪用フレームは、形状および寸法的に従来には見られない違和感のあるものが次々と出現し、競輪レースへの適否が懸念されている。とくにフレームスケルトンおよび製作仕様の違いは選手の体格、体力および技量とのマッチングがフレームの強度、耐久性や高速走行特性に大きく影響する。そこで、ビルダーの新しいフレー…
研究内容
当技術研究所が、長年にわたって蓄積した技術的資料を公開・提供しています。
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