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環境技術懇談会の解散
昭和48年7月に発足した「環境技術懇談会」が、平成9年3月をもって解散しました。当時、水質汚濁防止法、大気汚染防止法改正法など公害関連の法律が制定され、公害、環境問題がクローズアップされ、公害のない社会(企業)を目指すことが設立趣旨でありました。その後の歩みは、講習会、研究会、見学会などを開催し、公…
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アルミ製クランクの特徴的な破損の究明
クランクの疲れ試験での負荷位置は右クランクが水平よりも下側45°(JISは35°)の位置である。乗員の踏力がクランク1回転のうち、一番大きくなるような位置である。実際には、右クランクを水平より上30°、水平、水平より下30°の三つの位置に設定して、アーム根元の応力を測定した。アームの根元はねじりによ…
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最近の技研の動き
1.障害者自転車競技教室技研で開催。平成9年3月23日(日)、技術研究所にて財団法人愛知県障害者スポーツ協会主催の、「第1回愛知県身体障害者自転車教室」が開催された。約50人が熱心に取り組んだ。2.中学生が進路分散研修で技研訪問。3月21日(水)、犬山市立城東中学校の生徒6名が技研を訪問し、自転車の…
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何が分かるか、走査電顕によるトラブル解析
ものが寿命で壊れるときもあれば、無理な使い方をして壊れる場合もある。ここでは、予想に反し早く壊れる場合について述べる。(1)壊れた部品に材料的な欠陥がなかったか(2)どれぐらいの負荷がどのような状態でかかったのか(3)どのような環境で使用されていたか、等を中心に調査をする。自転車でいえば、どのような…
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「リハ工学カンファレンス」に参加して
第12回リハ工学カンファレンスが、8月27日から3日間、佐世保市で開催された。カンファレンスの一般演題におけるセッションは車いす、移動、義肢装具などの19種類で、発表演題数は125件であった。技術研究所も「身体障害児用乗り物の試作開発」と題して演題発表を行い、障害児教育、介護に携わる方々へ情報提供、…
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最近の技研の動き
1.平成9年9月26日(木)~28日(日)までの3日間、石川県産業展示館において、同展示会が開催され、技術研究所は2輪および3輪アームサイクル、プレイビークルを出展した。2.平成9年10月24、10月14日、28日の3日間犬山市の施設見学先の一つとして技術研究所が対象となり、延べ80名の見学者があっ…
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競輪用自転車を取り巻く技研の役割
技研は従来から競輪用自転車に対して、日本自転車振興会、自転車競技会等の協力を得ながら基礎的なデータの蓄積と提供を図ってきた。平成2年度より全国のビルダーを一堂に集めて、オーダーメード技術研修会を年1回開催し、素材の開発、部品等の改良、技術の向上等について情報交換の場を持ってきた。来る2000年のシド…
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サスペンションホーク減衰特性測定の試み
自転車にサスペンションホークが普及しはじめたのは、ここ数年のことで、性能評価基準はまだJIS化もされていない。今回評価の一例として、自動車規格のショックアブソーバの減衰測定に準拠した測定を行った。測定はロードセルにホークステムを取り付け、下方向より油圧加振機にて変位振幅を与える方法で、一定荷重負荷し…
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研究室訪問「第5回」同志社大学 藤井透教授
藤井教授は、工学部の機械システム工学科に在籍され、複合材料の疲労破壊と非線形挙動、接着継手の耐久性評価と強度予測、伝動ベルトの動力伝達機構の解明などの研究をなされているが、昨年度より(株)エクセディと共同で、「FRP自転車の開発」というテーマで研究を進めている。ガラス繊維による中空モノコックフレーム…
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車いすISOオーランド会議出席報告
車いすISO国際会議作業部会が、11月15日-19日にアメリカ・オーランドにおいて開催された。日本からは田中理(横浜リハセンター)、米田郁夫(東京都補装具研)、美澤麟太郎(サンワ車輌)、筆者(技研)の4名が参加した。日本として、できる限り多くの情報を得ることと、積極的にISOに対応するため、会議出席…
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「車いすの工学的基礎」技術研修会を開催して
平成8年12月3日-5日の3日間、車いすの工学的基礎に関する技術研修会が開かれた。内容は講義と実習及び見学より成る。講義1.「車いす概論」講師:横浜市総合リハビリテーションセンター、田中理氏-車いすの名称や分類、処方因子等の設計基礎。2.「車いすの強度と規格」講師:技研、高橋義信-強度、構造、材質、…
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最近の技研の動き
1.愛知県トライアスロン協会「セミナー」を技研で開催。平成8年11月30日-12月1日、愛知県トライアスロン協会主催の第2回ワンランクUPセミナーが開催され、のべ100名がテストコースで実技講習を受けるとともに所内見学を行った。2.橋本聖子参議院議員ら、技術研究所視察。12月26日橋本聖子参議院議員…
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(1997年)年頭に寄せて
新たなる年、1997年を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。ここ数年来業界も国も厳しい状況の中で自振協も例外ではない。我々の研究内容も大きく変化し、今日的な課題としては、高齢者が乗りやすい自転車の開発、製品アセスメントの推進、身障者のための乗り物の開発、自転車や車いす等の安全性確保のための各種評価試験…
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今求められる障害児用乗り物
近年日本では福祉機器開発の取り組みが活発化しているが、シルバー産業目当てが中心で、障害児用移動機器に関しては進んでいない現状である。そこで、技研では障害児のために役立つ乗り物の開発を目指すことにした。障害児に今求められている乗り物を検討し、設計目標に「障害児の移動」と「障害児の遊び」を掲げ、2種類の…
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競輪審判員技能検定用機器を試作
日本自転車振興会から競輪審判員の技能検定用の測定器の更新開発を依頼され、その試作が完成したので紹介する。測定器は審判の技能判断力を測定するもので、1.反応時間測定2.瞬間知覚能検査3.色名再生能検査の三つの測定を行う。今回は三つの測定仕様を一つにまとめ、パソコン利用の測定システムとした。ノート型パソ…
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研究室訪問「第4回」明治大学 大矢多喜雄名誉教授
1.はじめに。大矢多喜雄先生は、東京発動機(株)を経て、明治大学理工学部に移られ、二輪車走行の運動解析を始めとして関連の数々の研究を手掛けられ、大学における自転車研究の先駆けとして名高い。2.前輪揺れに関する研究。長い下り坂で自転車のハンドルが振れ出す現象を防止するための研究。3.二輪車走行の制御回…
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技研ホームページ開設
最近は企業の活動にインターネットは無視できないような情勢になってきている。当技術研究所もこの情勢に対応し、インターネットを利用した情報の受発信を計画し、このほどホームページを開設して仮運用を公開した。ホームページの内容は、短時間での構築、予算の制約などがあって形だけのものとなっているが、今後修正を加…
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最近の技研の動き
「がんばれ技術開発」技術講習会を開催、大阪会場-平成8年10月17日、東京会場-平成8年10月18日、題目-最近の自転車を取りまく環境対策について。がんばれ技術開発。自動車産業における技術開発の現状と将来展望。「オーダーメイド技術研修会」を開催、平成8年11月7日、8日、講義-競輪の法規。ヨーロッパ…
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自転車部品用アルミ素材の表面処理に関する調査研究
自転車部品にはアルミ(合金)が多く利用されている。アルミに対しては陽極酸化(アルマイト)、めっき、塗装などの表面処理が適用されており、それぞれ特徴を有しているが、一長一短がある。そこで、今回、新たに電着塗装法によりすべてのアルミ(合金)に応用可能で、アルミの外観を生かし、さらに耐擦傷性のある有機皮膜…
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2輪タイプアームサイクルの開発(第3報)
2次試作までの様々な問題点を改善し、アームサイクルにおける2輪走行が障害者にとっても身近なものとなった。各部の機構についてはシンプルな形での完成を目指した。コストについても低く抑える必要があるため、出来るだけ入手しやすいパーツを使用した。そして、上下式では、誤作動の少ない補助輪上下機構の開発により安…
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高校生の通学用自転車のモニタ調査結果
自転車の使用過程において、その使用状況を長期間にわたって追跡調査をし、劣化状況の経過を把握することは重要なことである。しかし、この課題を定常的にかつ、数量的にも長期間追跡調査を行って、データを収集することは困難なことから、その実例は少ない。今回、静岡県立富士宮北高等学校と通学用自転車の安全乗用に関す…
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タイヤ摩耗による制動性能
平成6年度に実施した富士宮北高等学校の通学用自転車の調査から、学年が進むにつれ車輪のタイヤ摩耗が著しく、特に後車輪の摩耗が大きく、パンクの発生も多いという結果が得られている。こうしたタイヤの摩耗が果して自転車走行にどのような影響を及ぼすのか、とくに、ぬれた路面での制動性能の低下やスリップ、または転倒…
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高校生の通学用自転車に関する意識調査-全校生徒.モニタ員.一斉点検
静岡県立富士宮北高等学校と自転車の安全乗用について共同研究する機会を得たので、学校側の理解の下に自転車の使用実態と意識調査を行った結果を報告する。全校生徒を対象に自転車と自転車通学に関する意識調査をアンケート形式で行い、1088名より回答を得た(回収率94.3%)。全校生徒のうち自転車通学者は合計6…
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高品質自転車錠と通学車の提案
日常生活の中に占める自転車の価値観は低下し、粗雑に取り扱われる傾向が見られる。特に盗難については、その実情に資料がほとんどなく、その行為も軽視されがちな社会的風潮があり、問題視されている。通学用自転車の安全乗用に関する研究の中で、静岡県立富士宮北高等学校の協力の下において、錠に関する高校生の意識調査…
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自転車部品の疲れ試験
当所では、ISOから提案された一般用自転車のハンドルバーとステムの疲れ試験を行って、ハイライズ形の試験荷重が大きすぎることを指摘し、受け入れられた。そして、前ホーク、シートポスト、クランク・アセンブリの疲れ試験を行って、これらの結果をISOへ送付した。その一方、工業会規格のサスペンションホークの疲れ…
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新素材を応用した競技用自転車の開発研究(第3報)
本報告は平成5年度途中に開始した事業で「各種供試車輪の特性について」および「新素材を応用した競技用自転車の開発研究」に継続する報告である。7年度は前ホークおよびコンポジットホイールのオリジナル化、前年に実施できなかったフレーム体のFEM強度解析の代案として、強度レベルを変えた多種類のフレーム体試作や…
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加振機によるMTBフレームの疲れ試験(ISO規格へ提案)
ISO/TC149/SC1/WG4ではMTBフレームの強度規格を審議しており、試験方法としては、フレームを保持しておいて外部から力を受ける部分を加振する構成を考えている。そこで、実走時のフレーム各部の最大応力と同じ大きさの応力を、4台の油圧加振機を使用して加振条件を求めるべく、フレーム疲れ試験を行っ…
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走れ2WS自転車
自転車が倒れないで走れる理由は、自転車が右に倒れそうになったらハンドルを右に切るというように、重心の真下に前後輪接地線があるようにさせているのが、基本原理である。オートバイメーカーでも2WSの開発競争が続けられたが、出馬力の大きなオートバイでは機構が複雑にな…
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JBTCネットの特許情報サービス
JBTCネットにおける自転車および福祉機器(主として車いす)についての特許・実用新案情報は、ネット構築以来既存の貯蔵分も含めて整理し、現在では新規公布までを検索可能とし、かつ詳細原文をFAXと郵送で受け取れるようになっている。特許情報は、ネットが提供する各種情報のなかでも、主力となるものであり、開発…
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研究室訪問「第3回」東京大学 藤岡健彦助教授
藤岡健彦先生は、東京大学の工学部産業機械工学科に所属され、おもに自動車技術会を中心に活躍をされている。1988年にドライビングシミュレータを発表された。スクリーンの前の運転席のドライバの運転操作により景色が刻々と変化し、ドライバは実際の走行時と同じような体験ができる。この装置は、人間工学的な研究や、…
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初参加で金メダル1996アトランタパラリンピック自転車競技
第10回目の1996アトランタパラリンピック大会が、8月15日-25日、アメリカ・ジョージア州で開催された。日本は初めての自転車競技への参加であったが、金メダル1個、銅メダル2個を獲得した。自転車競技は8月17日-22日、アトランタ郊外のストーンマウンテンパイク…
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山形福祉機器フェア’96・第23回国際福祉機器展出展報告
山形福祉機器フェア’96が8月31(土)-9月1日(日)、山形国際交流プラザで、第23回国際福祉機器展が9月18日(水)-20日(金)東京ビッグサイトで各々開催された。技術研究所からも福祉機器事業の広報および普及を目的として、アームサイクル等を出展した。山形福祉機器フェアの入場者は2日間で2500名…
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最近の技研の動き
技術研究所では、施設貸与、見学の受け入れ等各種関係団体、自治体への協力を行っている。1)’96犬山クリテリウムロードレース大会を技研で開催.9月29日(日)愛知県自転車競技連盟を核とする実行委員会が、技術研究所にて、クリテリウム大会を開催した。2)中部サイクリングラリー愛知県大会で技研訪問。サイクリ…
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平成8年度研究発表会を聴講して
平成8年度研究発表会を聴講し、8テーマの報告があった中で関心のあった3テーマについて感想をのべる。(1)フレーム・ハンドルの疲れ試験。試験条件の中で、山道走行ではMTBフレームはホイールベースが伸びるような変形をしがちであることから、前ハブ軸位置で前後方向に加振する点に注目した。(2)通学用自転車に…
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競輪用変形フレームの走行特性をテストする。
最近、競輪車自転車に、立パイプを極端に立てたフレームを使用する選手が出てきているが、高速走行中に伴う安全性の面から、トラブルの発生が懸念されている。そこで、立パイプの角度を変えたフレームを数種類製作し、高速走行中において障害物回避を伴うテストを行った。テストは乗員S級選手により一宮競輪場の400mピ…
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Porsche Bike S 展示紹介
新発売となったポルシェのMTB。展示用に入手したのは、エラストマを使ったフロントサスのみのタイプである。スモールパーツの仕上げが、ポルシェのブランドイメージにしては、かなりお粗末な感じ。個々の紹介は省略するが、締め上げの最終段階でカチッとクリック音のするザックスのQRレバー、同社のトランスミッション…
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東京国際自転車展・国際福祉機器展
技術研究所は、秋の展示会シーズンに下記の通り出展する。○山形福祉機器フェア‘96 8月30日、31日(実施済み)○第23回国際福祉機器展、9月18日-20日、東京有明の東京ビックサイトにおいて開催される日本最大の福祉機器展に、今年も2ブースを確保して出展する。研究成果の展示、評価機能の紹介、技術相談…
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Windows95でJBTCネットと接続する
昨今はインターネットの普及により、パソコン通信の存在が薄くなったかのように思われるかも知れない。当技研が主管し、技術情報を提供しているJBTCネットはインターネットでの情報広告も準備しているが、主たる情報提供の場であるパソコン通信を維持し、育成していくことに変わりはない。ウインドウズ95の登場により…
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ISO規格のMTBフレーム疲れ試験
ISOでは、MTBフレームの規格を審議しており、現在、山道での実走試験、試験機による試験の構成、条件などのデータを各国が出し合っている状況である。当所ではすでに実走試験を行っていたので、実走時のフレーム各部の最大応力と同等の応力を、加振機とおもりの構成0変えて発生させて加振条件を求めた。このうち、4…
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高校生の違反走行について
各種違反行為における走行特性実験と解析を行い、教育指導用資料および通学用自転車の改善のための資料を提供する。実験は一人乗り走行と二人乗り走行、傘さしによる片手走行とし、スピードおよびハンドル形状等をパラメータに、飛び出し回避、障害物回避、急制動および応力測定等の実験を行った。性能評価に対する測定項目…
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CF製ハンドルバーの試作
高品質、高付加価値のある製品作りが要求されている中で、トライアスロンやタイムトライアル等の自転車競技に使用される、機能性を追求したハンドルを検討し、DHバーとバーパッドを一体化したハンドルの試作をした。バーパッドの形状を変化させて、ライダの腕を固定することにより走行時の体勢の安定とペダルの踏み力を増…
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原動機付先頭誘導用自転車(デルニモータ)の開発
原動機付先頭誘導用自転車(デルニモータ)の高性能で安全なものの製作についての関係団体の要望に基づき、試作研究委員会が設置され、開発研究を進めた。U・C・I(国際自転車競技連合)の規則に基づいた仕様とし、エンジンは2サイクル9馬力を試作し、技術力向上のための訓練が可能な最高速度80km/hを目標に開発…
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2入力-2出力型の実働応力波形再現システムの構築
これまで実働応力波形再現装置の開発を進めてきており、昨年度は、MTB用の前ホークに張った1枚のひずみゲージの波形を、1台の電子油圧式疲れ試験機を使ってコントロールし、技術研究所内のテストコース走行時に得られた実働応力波形に一致させることに成功した。本年度は試験物に取り付けた2つの加速度センサの波形を…
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競技用検査機器の改良について(その2)
競輪の公正安全な運営のために検車業務が重要であり、そのために有益な機器の開発が必要となる。今回はフレームの検車業務に使用する新型回転検査機の試作と、現在競輪場で使用中の既設回転検査機の改良、および従来に引き続き検車用ジグ、工具等についても数点の開発、改良を行ったので合わせて報告する。ジグ、工具は1)…
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競輪用フレームの強度に関する考察(第1報)
競輪で使用されるフレームは、NJSの認定基準に沿って製作されるが、その1台1台の製作仕様は多種多様であり、その強度もそれぞれ異なり、時としてレース中のトラブルは重大事故につながる。新たな仕様変更は認定での判定が難しいことから、とくに強度に関する安全性の確認がトラブルの発生を未然に防ぐことになる。平成…
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競技用自転車タイヤの劣化と変色関係の調査研究
競技用自転車タイヤは、従来軽量化を計るためNRラテックス(天然ゴム)及びゴムのりがチューブ及びタイヤの基布接着剤として使用されるため、使用中の長期劣化を起因とする事故が多い。ゴム材料の特性として金属や無機材料に比べ劣化しやすく寿命が短いという欠点を有する。競技用自転車はその検車において著しいタイヤの…
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解説 自転車のブレーキ
ブレーキの機能は、安全、確実に自転車を停止させるとともに走行中のスピードを自由にコントロールするものである。自転車のブレーキは、自転車の歴史とともに変遷し今日に至っており、飛躍的に進化しているが、まだまだ未解決の問題が多く残されているのが実情である。非常に身近な自転車のブレーキについて、発展の歴史、…
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自転車走行時の振動特性
これまでロードレーサ用の自転車を用いていくつかの走行実験を行い、人間を含めた自転車の走行時の振動特性に関する基礎データを得る研究を行ってきた。本研究では、これまで走行実験を行ってきたレース車に加えて、一般に使用される買物用自転車についても同様の走行実験を行い、走行時の加速度応答の測定を行った。加速度…
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車いすISO国際会議を開催して
工業標準化に関する国際機関である国際標準化機構(ISO)は、車いすについての規格制定作業を、1978年よりISO/TC173/SC1の中で検討してきている。1981年オランダで第1回の専門分科会が開催されて以来9回の専門分科会が行われ、日本も代表が参加してきたが、受け身の感が強かった。1996年春に…
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車いすISO国際会議の内容
ISO/TC173/SC1/WG日本会議は平成8年5月19日-24日、犬山国際観光センター・フロイデにおいて(財)自転車産業振興協会の主管のもとに開催された。内容項目は別表に示す通りである。議事については、優先権1の8項目、優先権2の2項目、優先権3の2項目における規格原案に関する見直し、問題点の改…
研究内容
当技術研究所が、長年にわたって蓄積した技術的資料を公開・提供しています。
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